MLB公式サイトは10日（日本時間11日）、「2025年にブレイクしそうな注目の10選手」と題した記事を公開。候補者の筆頭にレッズのエリー・デラクルーズ内野手を選出。昨季67盗塁でナ・リーグのタイトルを獲得した23歳の怪物が、さらなる飛躍を遂げると予想した。
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■「スターからスーパースターへ」
同記事は、公式のデータ部門に所属するデビッド・アドラー氏が担当。アドラー氏はデラクルーズに関して、昨季3割30本塁打30盗塁をクリアした首位打者のボビー・ウィットJr.内野手（ロイヤルズ）に多くの類似点を見出している。
ウィットJr.は2022年にデビューを果たし、昨季はメジャー史上初の新人から3年連続「20本塁打、20盗塁」の快挙を達成。全選手トップの俊足を武器に、ア・リーグ遊撃手1位のOAA（Outs Above Average）+16を記録。走攻守でハイレベルなパフォーマンスを見せつけた。
対するデラクルーズは2023年のデビュー年に13本塁打、35盗塁で頭角を現すと、昨季は25本塁打、67盗塁の大活躍を見せて初のオールスターにも選出。ウィットJr.に劣らぬメジャー全選手3位のスピードを生かし、OAA+15と遊撃手としても高いポテンシャルを備えている。ウィットJr.に比べ、やや粗削りな一面も見受けられるが力強さは勝るほどだ。
アドラー氏は「スターからスーパースターへ。あとは、ウィットJr.が達成したのと同じ3年目の飛躍だけだ。エリーもそれに倣えば、今季のMVP候補となるだろう」と大きな期待を寄せている。
恵まれた体格から繰り出される圧倒的なパワーとスピードは、多くのファンを魅了する。デラクルーズも、飛躍のシーズンとなるだろうか。
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