ヤンキースが2026年にメジャー挑戦の意向を表明したヤクルトの村上宗隆内野手の獲得に興味を示していると米スポーツ専門局『YESネットワーク』のマイケル・ケイ氏が発言し、米複数メディアが報道するなど話題を呼んでいる。
そんななか現地メディア『ESSENTIALLY SPORTS』は、村上に関する記事を掲載。24歳の強打者について「ムネタカ・ムラカミが次世代のアーロン・ジャッジと呼ばれることが多いことを知っていますか」「一つだけ確かなことは、彼がこの世代を代表する才能の持ち主だということだ」と紹介した。
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■ヤンキースは村上争奪戦に参加の意向
現地メディア『ESSENTIALLY SPORTS』は村上がどんな選手であるか紹介する記事を掲載。「彼はNPBで最もエキサイティングなスラッガーとして知られ、数々の記録を打ち立て、数々の賞を獲得してきた。村上を取り巻く期待は高まってる」と村上への期待が高まってることを伝えた。
同記事では、NPBでの活躍について、「ムラカミのキャリアは2022年に歴史的な高みに達した。彼は日本野球史上最年少で三冠王を獲得した選手となったそのシーズン、彼は打率.318、出塁率.458、長打率.711、ホームラン56本、打点134という素晴らしい成績を残したのだ」と絶賛。さらに、2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での活躍にも触れ、「7試合でOPS.826を記録し、6打点を挙げ、準決勝のメキシコ戦ではサヨナラヒットも放った。彼のパワー、年齢、プレッシャーの下で輝く能力が彼を傑出させている。多くの人は、彼が何か素晴らしいことの始まりに過ぎないと感じている」と村上の底知れない能力と成長性に言及した。
さらに、村上は「次世代のアーロン・ジャッジ」と呼ばれることが多いとした上で、「それは誇張ではない。彼らはどちらもパワーと回復力があり、同じ高みにいる。ジャッジは2022年に62本塁打を放ち、アメリカンリーグのシーズン最多本塁打記録を破ったことで有名だ。彼は1961年にロジャー・マリスの記録を上回った。そして、ムラカミも日本で同様のことをした」とし「ムラカミが56本塁打を放ち、彼はサダハル・オウ(王貞治)の58年間の記録を破ったのだ」と主張。
そして、「アーロン・ジャッジがヤンキースの顔であるように、ムラカミは東京ヤクルト・スワローズの心臓だ。どちらも、打撃で試合を変えることができる強力な打者。興味深いことに、ムアラカミはジャッジと出会うかもしれない!」と共闘を心待ちにした。
なお、大谷、山本といった日本選手の獲得に成功してきたドジャースには警戒心もあるようで「ヤンキースが彼(村上)を必要とするなら、素晴らしい計画を立てる必要がある」と一筋縄ではいかないと見越している。
それでも、「ムラカミがドジャースの青いユニフォームを着るにしろ、ピンストライプのユニフォームを着るにしろ、一つだけ確かなことは、彼がこの世代を代表する才能の持ち主だということ。そして次のオフシーズンには、誰もがササキについて語っているように、誰もが彼について語るだろう」と村上の実力には疑いはないとし、来オフには村上の“争奪戦”が起こることを示唆した。
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