ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が22日(日本時間23日)配信の米ポッドキャスト番組に出演し、大谷翔平投手らを輩出した日本市場にかける思いを語った。
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■侍ジャパンの宮崎キャンプで衝撃受ける
米スポーツメディア『The Athletic』のポッドキャスト番組「The Windup Starkville」に出演したフリードマン編成本部長。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開幕を控えた2023年2月、侍ジャパンの宮崎キャンプを視察に訪れ、衝撃を受けたという。
「キャンプ初日のワークアウトです。投手たちはブルペンで投げ、野手たちはゴロをさばき、打撃練習をするだけです。しかし、その様子を見ようと2万人ほどの観客が集まっていました。日本のファンが持つ野球への情熱は間違いなく感じられました」とし、選手たちの一挙手一投足に目を凝らすファンに感銘を受けたと話した。
そして、「よく見ると観客の中にはドジャースの帽子があり、パドレスの帽子もあった。レッドソックス、ヤンキース、レンジャーズの帽子もありました」と振り返り、「野球に対してこれほど情熱的な国で真のファン層を築くことができれば、それはすぐに大きな成果が生まれるだけではなく、将来的にも大きな利益をもたらすと思いました」と当時を回想した。
■「ド軍の選手なりたいと思ってほしい」
ドジャースは野茂英雄投手をはじめ、石井一久投手、黒田博樹投手、前田健太投手、ダルビッシュ有投手ら多くの日本選手がプレーしてきたように、これまでも日本市場を重視してきた。もともと関係は深かったが、大谷、山本由伸投手、佐々木朗希投手と人気選手の加入が相次いだことで、近年は新たな次元へ突入。日本在住のファン向けに公式ファンクラブ「Dodgers Fan Club」を開設するに至った。
フリードマン編成本部長は「私たちの願いは、第2のショウヘイやロウキ、ヤマモトを目指す8、9、10歳くらいの子どもたちにチームの帽子を被ってもらい、『ドジャースの選手になりたい』と思ってもらうことです。そのために、我々は日本でブランドを確立し、ファン層を拡大し続けていきます。出来る限りのことをします」と日本市場における“野望”を口にした。
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