【MLB】大谷翔平の打席は見ておくべき、指揮官が新戦力にアドバイス「特別なことが起こるかも」 期待通りの豪快アーチに驚き

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】大谷翔平の打席は見ておくべき、指揮官が新戦力にアドバイス「特別なことが起こるかも」 期待通りの豪快アーチに驚き
ドジャース・大谷翔平(C)Getty Images

ドジャース大谷翔平投手は28日(日本時間3月1日)、米アリゾナ州グレンデールでのエンゼルス戦に「1番DH」で先発出場。オープン戦初打席で菊池雄星投手と対戦し、左翼スタンドへ本塁打を放った。この日は3打席に立ち、3打数1安打。主砲の復帰戦を見守ったデーブ・ロバーツ監督は試合後、メディアの取材で喜びを語った。

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■ロバーツ監督「本当に特別だった」

大谷は昨季オフに左肩を手術。回復具合が注目される中で迎えたオープン戦初打席は、豪快なアーチで周囲の懸念を払しょくした。

この試合、初回の先頭打者で打席に入った大谷は、相手先発・菊池の真ん中高めフォーシームをフルスイング。乾いた快音を残して高々と舞い上がった打球は、左翼スタンドへと吸い込まれる先制本塁打となった。第2打席と第3打席は凡退したものの、術後とは思えない力強いスイングをたびたび披露。試合後には「空振りした時も違和感はなかった」と明かすなど、ここまで順調なステップを踏んでいるようだ。

ロバーツ監督はメディアの取材に対し、「彼は本当に一生懸命取り組んできた。ウェイトルームでのトレーニングやリハビリ過程を経て、シーズンに向けて準備してきた。今夜はキクチという難しい相手だったが、しっかりとした打席を作り、速球を捉えて良いスイングができていたね」と称え、大谷の努力を労った。

また、「ショウが打席に立つたびに、何か特別なことが起こるかもしれないから見ておくべきだとコンフォートに話していたんだ。そして今夜大きな期待が集まる中で、本塁打を打ったのは本当に特別だった」と明かし、新加入のマイケル・コンフォート外野手に“大谷観戦”を勧めていたと笑顔を見せた。

周囲の注目に、満点の結果で応えてみせた大谷。指揮官によると、次回の出場は2日(同3日)のアスレチックス戦になるという。日本開幕戦へ向けて、いよいよ本格始動となりそうだ。

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