MLB公式サイトは5日(日本時間6日)、「2025年シーズンに向けた各地区の大胆予測」と題した記事を掲載。ナ・リーグ西地区のドジャースは「ここ7年間で最低勝率」と見立てた。大型補強を敢行し、2年連続の世界一を目指す王者に死角はあるのか。
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■主力は30歳以上がズラリ
記事を担当したウィル・リーチ記者は、冒頭で「これは刺激的でなければならない。リスクを冒す必要がある」 と切り出し、あくまで大胆予測である点を強調。ナ・リーグ西地区については、常勝ドジャースを「ここ7年間で最低勝率」と予想した。
理由の一つとして挙げたのが、チームの高齢化だ。記事では「今季のメモリアルデー(5月最終週)時点で30歳未満のスタメン選手はキム・ヘソン内野手だけ。開幕はマイナーにいる可能性もあり、これが問題を引き起こすかもしれない。先発ローテーションは確かに層が厚いものの、多くの投手が長いイニングを投げられない点が懸念されている」と記した。
一方で、ドジャースは定期的に100勝以上を記録しており、パンデミックによる2020年の短縮シーズンを除く過去6年間の勝利数が92、98、100、111、106、106であると言及。92勝を下回るだけで「最低勝率」となるため、それほど難しくない条件とも付け加えた。素晴らしい球団に変わりはないが、誰もが期待するほど圧倒的ではない可能性もあるとの予測。額面通りの働きをすれば、地区制覇はほぼ間違いない。昨季同様、主力選手の健康維持が命運を左右しそうだ。
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