ヤンキースのエース右腕ゲリット・コール投手が、右肘のMRI検査を受けることが明らかになった。公式放送局『MLB Network』のジョン・モロシ記者が7日(日本時間8日)、自身のXで報じた。現時点では、深刻な怪我か予防的な措置かは不明とのこと。故障者が相次ぐヤンキース投手陣に暗雲が立ち込めている。
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■ヒルに続いて長期離脱の可能性も……
モロシ記者によると、コールの状態は現在不明で、数日以内に詳細が判明するとされている。
2023年のサイ・ヤング賞に輝いたコールは、昨季3月にもMRI検査を実施。右肘の炎症で1カ月の離脱を余儀なくされた。6月に戦列復帰を果たすとレギュラーシーズン17試合に先発、8勝5敗、防御率3.41の成績。プレーオフでも5試合に登板し、ワールドシリーズでドジャースとも対戦した。
今季のスプリングトレーニングでは2試合に登板。初戦こそ好投を見せたものの、6日(同7日)の試合では6失点と振るわず。平均球速の低下も見られた。ヤンキースのローテーションは、昨季の新人王ルイス・ヒルが3カ月以上離脱予定。マーカス・ストローマンが代わりを担うと見られていたが、コールも長期離脱となると大きな影響を及ぼしそうだ。
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