逆境でも「ただ信じよう」と思ったら気持ちが楽に…宇佐美貴史を支える家族の力

フォルトゥナ・デュッセルドルフの日本代表FW宇佐美貴史選手が好調だ。今季途中にFCアウグスブルクから移籍すると、徐々に調子を上げて4試合連続ゴールを記録し、日本代表にも復帰した。

この活躍を夫人の宇佐美蘭さんも喜んだ。3月15日にインスタグラムを更新すると、「夫が所属クラブで4試合連続ゴール!そして日本代表復帰に勝手に焼肉でお祝い」と投稿。出産を控えているため年末から日本に滞在中の蘭さんだが、「夫の活躍は何よりも嬉しいです」と遠く離れた場所からも一挙手一投足を見守っている。

宇佐見の「人生をかけた再挑戦」

10代のころから卓越したテクニックで高い評価を得てきた宇佐美選手だが、2011年にレンタル移籍したドイツの名門バイエルン・ミュンヘンでは、欧州屈指のビッグクラブで出場機会を得られず挫折も味わった。続いてレンタル移籍したホッフェンハイムでも、ブンデスリーガ初ゴールこそ挙げたものの、監督交代の影響もありシーズン終盤には出番が減らされた。

2013年から古巣のガンバ大阪に復帰すると、チームをリーグ戦とカップ戦の国内三冠に導くなど活躍し、2016年6月に再び満を持してのドイツ挑戦。伊籍会見では「どこかドイツから帰ってきて、ガンバでやりながらもブンデスリーガの結果をフォローしている自分がいたりとか、どこかリベンジしたい、このままでは終わらせないという気持ちは頭の片隅にありました」と、やり返したい気持ちを率直に語っていた。

宇佐美貴史、アウグスブルク移籍に強い決意「人生をかけた再挑戦」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

2度目のブンデスリーガ挑戦に「完全移籍ということもあり、人生をかけた再挑戦という意味合いが大きいと思っています」と意気込み、渡独した宇佐美選手。しかし、移籍したアウクスブルクでは思うような結果が得られなかった。

2部デュッセルドルフへの移籍が転機に

FIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会が近づく中で、宇佐美選手はブンデスリーガ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフにレンタル移籍する。より多くの出場機会を確保するための決断だったが、アウクスブルクで試合に出ていなかった宇佐美選手のコンディションは悪く、ベニト・ラマン選手とのポジション争いにも敗れ厳しい船出と言わざるを得なかった。

それでも徐々にコンディションを上げていき、常にチャンスを狙い続けた。冬の移籍市場でヘルタ・ベルリンから、原口元気選手が加入したことも大きな助けになった。今や日本代表2人による両ウイングは、デュッセルドルフ1部昇格の鍵とも目される。

「ただ信じよう」と思ったときから気持ちが楽に

苦しい時期を乗り越えて徐々に本来の力を見せ始めた宇佐美選手。その様子を傍らで見守り続けた蘭さんは、「サッカーは調子が良い時も悪い時ももちろんあって(大変そうな時の方が多いですね)一緒に落ち込むこともありました」と、思うようにいかなかった時期を振り返る。

そうした状況でも考え方を変えたことにより、気持ちに余裕が生まれたと言う。

「結局私なんかは無力で、夫を信じることしか出来ないんだ!ただ信じよう!と思った時から随分気持ちが楽になりました。でもやっぱり嬉しい時は嬉しい」

今後も家族で様々な困難や挑戦に立ち向かっていく。

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