桃田賢斗、ワールドツアーファイナルズ優勝 史上最多となる年間11勝を達成も「もっと上を目指す」

バドミントンのワールドツアーファイナルズは12月15日、中国・広州で最終日が行われた。男子シングルスでは世界ランク1位の桃田賢斗選手が、同ランク8位のアンソニー・シニスカ・ギンティン選手を2-1で下し、4年ぶりの優勝を飾った。

桃田選手は試合後に更新したインスタグラムで「ツアーファイナル優勝しました」とファンに報告。国際大会で年間11勝を達成して「本当に沢山の方々のサポートのおかげです」と周囲の支えに感謝した。

もっと上を目指して頑張るので応援よろしくお願いします!!2020年も初心を忘れず感謝の気持ちを持って頑張ります」

桃田選手の活躍をBWF(世界バドミントン連盟)公式サイトも、『キング・ケントが11個めのタイトルを獲得』と伝えている。

劣勢も相手を冷静に見た丁寧なラリーで逆転

決勝はギンティン選手の素早い攻めに翻弄され後手に回ってしまった。桃田選手はスマッシュもサイドに外れて第1ゲームを17-21で落とす。

桃田選手は第2ゲームで主導権を握りに行く。何度もネット前へ落としてギンティン選手を走らせた。中盤に一時逆転を許す場面もあったが、終盤に奪ったリードを保ち21-17で取り返す

最終ゲームも序盤はギンティン選手が圧倒。桃田選手は5-12まで引き離された。だが劣勢の中でも桃田選手は相手を冷静に観察していた。勝ち急ぐギンティン選手のプレーに焦りが見えた一方で、桃田選手は丁寧にラリーを繋ぐ。7連続ポイントで追いつき形勢を逆転した

ゲーム途中にギンティン選手が右足の爪先にできた水ぶくれのため、メディカルタイムアウトを要求して数分間中断したが、桃田選手は集中力を切らさず最後までミスのないラリーを続けて21-14で勝利した

(c)Getty Images

「彼のスピードに慣れるまで時間がかかりました」と桃田選手。それでも「第3ゲームで疲れてくることは分かっていました」と動じなかった。

すべてのトーナメントのなかで最も難しい大会です。トップ選手全員が出場した大会で優勝できて本当に嬉しいです。今年は11大会で優勝できたことも嬉しいですし、素晴らしい思い出になりました。もっともっと上を目指していきたいです

一方のギンティン選手は「自分が勝つには第2ゲームで終わらせるしかなかった」と、決めきれなかったことを悔やんだ。

「今日以上のことはできません。水ぶくれは昨日から痛かったけど、決勝でプレーするチャンスを諦めたくありませんでした。ストレートで勝つしかなく、第2ゲームでベストを尽くしてシャトルをコントロールしたが、彼を動かすことはできませんでした。本当は優勝したかったのですが、ファイナルズで準優勝できて嬉しいです」

(c)Getty Images

シーズン最多記録を更新する11勝目

桃田選手はファイナルズ優勝で今季の国際大会11勝目を挙げた。これは今年6月に引退したリー・チョンウェイさんが、2010年に記録した10勝を塗り替えるシーズン最多記録

新記録を作った桃田選手は試合後に更新したツイッターで「年間11勝はリーチョンウェイ選手を超えて最多らしいです!でもまだまだ彼のレベルには程遠いです…でもいつかあの領域にいきたいです、もっともっと特訓します」とレジェンドを目標にさらなる高みを目指した。

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