FIFAワールドカップ北中米大会は3日(日本時間4日)、決勝トーナメント1回戦が行われ、連覇を狙うアルゼンチンが延長戦の末、初出場カーボベルデを3-2で振り切った。FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)は、先制点となる今大会7ゴール目を決めたが、試合後には「修正しなければならない部分が多かった」と話し、疲労感を漂わせた。
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■W杯通算得点を20に伸ばす
前回優勝のアルゼンチン(FIFAランキング1位)が、人口59万9000人の小国カーボベルデ(同67位)相手に大苦戦を強いられた。
先制はアルゼンチン。前半29分、味方の浮き球パスに反応したメッシが、相手最終ラインの裏に抜け出して絶妙トラップ。難易度の高いプレーだったが、いとも簡単にボールを収めると、GKの動きを冷静に見極めてネットを揺らした。
アルゼンチンにとって、ここまではプラン通り。後は落ち着いてゲームをコントロールするだけ……と思われたが、カーボベルデの激しい反撃にタジタジとなった。
後半14分に追い付かれると、1-1のまま延長戦へ突入。すると延長前半2分、DFリサンドロ・マルティネス(マンチェスター・ユナイテッド)のゴールが決まり、アルゼンチンが再びリード。しかし、安堵も束の間。延長前半13分、FWシドニー・ロペス (ベンフィカ)にスーパーミドルを決められ、またも追い付かれた。
■「僕たちが走らされた」
アルゼンチンの選手たちは動揺を隠せず、気温32度という暑さも加わって疲労感がにじみ出ていた。世紀のジャイアントキリングが起きるのか。スタジアムに異様な空気が流れる中、延長後半6分、メッシのCKからDFクリスティアン・ロメロ(トッテナム)が頭で合わせ、ついに決勝点(記録はオウンゴール)が生まれた。
今大会7点目、W杯通算20点目を挙げたメッシは試合後、「今大事なのは休むこと、次戦について考えること、そして今日の試合からポジティブなものを見つけようとすること」と、やや疲れた様子でコメントした。
苦戦した要因については、「彼らにうまくプレスをかけられなかったし、ライン間の距離も少し開きすぎていた。彼らは常に数的優位を作り、僕たちがそれに対応できなかったからだ。だから、彼らがボールを持ち、僕たちが走らされることになった。きちんとプレスをかけられなかったからだ」と見解を述べた。
メッシが戦術面を批評することは滅多にない。それだけ追い詰められていたようだ。
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