【MLB】「打球が飛ぶようになった」今季引退のバーランダーが分析 “先発投手が長いイニングを投げられなくなった”理由を明かす

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】「打球が飛ぶようになった」今季引退のバーランダーが分析 “先発投手が長いイニングを投げられなくなった”理由を明かす
現役引退を発表したタイガースのジャスティン・バーランダー(C)Getty Images

メジャー通算266勝、タイガースジャスティン・バーランダー投手が8日(日本時間9日)、今季限りでの現役引退を発表した。14日(同15日)に開催されたオールスターゲームには「レジェンド枠」で選出。リハビリ中のため登板こそ実現しなかったが、球場を埋め尽くした多くのファンから熱い声援が贈られた。

試合前には、公式放送局『MLBネットワーク』のインタビューに登場。投手の分業制が進んだ現代のベースボールを分析し、先発投手が長いイニングを投げられなくなった理由を述べた。

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■「ベースボールそのものが変わった」

『MLBネットワーク』に出演したバーランダーは、今季限りで引退を決めた理由について、度重なる故障の影響と現在の実力を客観的に判断したとコメント。「今はとても穏やかな気持ちで受け止められている」と語った。

バーランダーは現代のメジャーリーグに関して、「今は十分なデータも出ているけれど、打球が以前より飛ぶようになった。2015年から16年頃に変わったんだ。以前よりずっと多くの打者が本塁打を打てる。それ自体は別に構わないんだ。それが今のベースボールだからね。ただ、本塁打が出る確率が少し高くなると、こちらは空振りを取る投球をしなければならなくなる。かつては、試合の重要な場面じゃなければ単打くらいなら打たれても良いと思っていた。外角低めの速球をしっかり投げ込むだけで良かった。でも今は、その球を上手く拾われてスタンドまで運ばれる可能性がある。そうなると状況は全く変わる。だから、以前よりも空振りを奪うことを強く意識しなければならないんだ」と分析。「それが、先発投手が打順を何巡も相手にするのが難しくなった理由だ」と、持論を述べた。

節目となる通算300勝や4000奪三振を目指すには、かつてのような環境や起用法であと数年投げ続けなければならず、現役続行が現実的ではなかったと明かしたバーランダー。「単純に、ベースボールそのものが変わったんだ」とした上で、ポール・スキーンズタリク・スクーバルジェイコブ・ミジオロウスキーら次世代のスター投手の名前を列挙。「今に合った形で、打者を抑える術を身につけていくだろう」とエールを贈った。

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