球団売却が決まったエンゼルスは今オフ、新オーナーの下で大物獲得に向けて資金を投入するのか。米スポーツメディア『The Athletic』でエンゼルス番を務めるサム・ブラム記者は「当然、予想される」と指摘。特にフレディ・フリーマン内野手(ドジャース)ら地元出身の選手を獲得候補に含めるべきと記した。
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■「出費を惜しむことはしない」
今回エンゼルスを買収したのは、スタン・クロエンケ氏が率いるクロエンケ・スポーツ&エンターテインメント(KSE)。同氏はエンゼルスの他にNFLラムズ、NBAナゲッツ、NHLアバランチ、MLSラピッズを保有するほか、プレミアリーグの強豪アーセナルの共同オーナーも務めている。
その純資産は243億ドル(約3兆894億円)とされ、富豪オーナーとして知られるメッツのスティーブ・コーエン氏の230億ドルも凌駕。『The Athletic』は、「クロエンケ氏は球界で最も裕福なオーナー」と記した。
そこで浮かび上がるのが、「新生エンゼルスは、巨大資本をバックに選手獲得に資金を投入するのか」という疑問。この問いに対し、同メディアのブラム記者は「史上最高額(40億ドル)でチームを買収しておきながら、出費を惜しむようなことはしないだろう」と予想した。
■「エンゼルスファンとして育った」
前オーナーのアルテ・モレノ氏は“節約家”として通っており、同記者は「近年のエンゼルスはスモールマーケット球団のような経営を続けてきた」と総括。その上で「エンゼルスは本来、フリーエージェントの選手たちから移籍先として選ばれる球団のはず」とし、「ポール・スキーンズ投手、フレディ・フリーマン内野手、ゲリット・コール投手といった選手はいずれも、エンゼルスファンとして育った。その事実を見れば十分だろう。新オーナーの下では、こうした一流選手も獲得候補にできるはずであり、狙わなければならない」と訴えた。
名前の挙がった3人は、いずれもエンゼルスが本拠地を置く米カリフォルニア州オレンジ郡出身。同記者は、獲得ターゲットに地元出身者を入れることを提案した形だ。
FA選手の獲得、若手選手との契約延長、選手育成、球団施設の充実など、同記者はこれらを「前オーナー時代に立ち遅れた分野」と指摘し、新オーナーの下で解決に向かうことを期待した。
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