1日(日本時間2日)に球団売却が発表されたエンゼルス。経営権を引き継ぐのはクロエンケ・スポーツ&エンターテインメント(KSE)で、40億ドル(約6408億円)に達する買収劇となった。
同社を率いるスタン・クロエンケ氏の純資産は243億ドル(約3兆894億円)とされ、富豪オーナーとして知られるメッツのスティーブ・コーエン氏の230億ドルをしのぐ。この巨大資本を背景に、エンゼルスはフリーエージェント市場やトレード市場で大物獲得に動く可能性があるという。米メディアは早速、その候補者リストを公開した。
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■モレノ・オーナー時代から一変
オフの大物獲りと言えば、近年はドジャースの独壇場だった。しかし、今冬はそうはいかないかもしれない。立ちはだかるのは、新生エンゼルス。資金を出し渋った前オーナーのアルテ・モレノ時代から一転、富豪オーナーの下でスター選手の獲得に動く可能性が指摘されている。
米メディア『Sports naut』は2日(同3日)、そのターゲット候補を公開。タリク・スクーバル投手(ドジャース)、バイロン・バクストン外野手(ツインズ)、フランシスコ・リンドーア内野手(メッツ)、デビン・ウイリアムズ投手(メッツ)、ジャズ・チザムJr.内野手(ヤンキース)、ジョー・ライアン投手(ツインズ)、ウィリー・アダメス内野手(ジャイアンツ)に加え、今オフにもメジャーに挑戦する可能性のある阪神・佐藤輝明内野手の名前を挙げた。
佐藤について、同メディアは「最後にエンゼルスが注目を集めたのは、大谷翔平投手がチームのスターとして活躍していた時だ」と回顧。そして「そんな中、今冬のFA市場には、もう1人の日本人スターが登場する」と続けた。
■「大谷翔平ブーム」の再現を期待
さらに「佐藤は大谷のような特別な才能の持ち主ではないかもしれないが、2025年のセ・リーグMVPに輝いた優れた打者。まさにこれから全盛期を迎えようとしている選手で、打線に活気をもたらし、27年には多くの日本人ファンをエンゼルスタジアムへ呼び込むだろう。ホワイトソックスの村上宗隆内野手のような存在を思い浮かべるといいかもしれない」と記し、“大谷ブーム”の再来を期待した。
KSEを率いるクロエンケ氏は、エンゼルスの他にNFLラムズ、NBAナゲッツ、NHLアバランチ、MLSラピッズを保有するほか、プレミアリーグの強豪アーセナルの共同オーナーも務めている。特筆すべきは、買収したチームが総じて好成績を残していること。巨額資金を投入しても結果の出ないメッツなどとは一線を画しており、同氏の球団経営に対する評価は高い。“ドジャース1強”にくさびを打つのは、フリーウェイでつながる球団かもしれない。
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