ドジャースは22日(日本時間23日)、ライアン・ウォード外野手が中日に移籍すると発表した。ウォードは今月16日(同17日)にDFA(メジャー40人枠から外す措置)になっており、事実上の戦力外とされていた。昨季はマイナーリーグのMVPにも輝いた28歳が下した決断を巡り、米複数メディアがその背景を分析している。
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■「え、どういうこと?」困惑も
今年4月メジャーデビューを果たしたウォードは、20試合に出場して打率.218、3本塁打、12打点という成績を残した。マイナー通算7シーズンでは784試合に出場し、打率.263、168本塁打、588打点。昨年は3Aオクラホマシティーで36本塁打を放ち、マイナーリーグのMVPに輝いた実績も持つ。
層の厚いドジャースではロースター入りが困難だったが、獲得を希望する球団は多数あったと言われている。そのため、米地元メディア『ドジャース・ウェイ』などは「ウォードをDFAにした件が思わぬ方向に急展開。日本の球団が突然現れた。え、どういうこと?」と記し、今回の決断に対して驚きを隠さなかった。
一方で米メディア『heavy』は、「実際のところ、ウォードにとってはかなり賢い選択だ。長い間、彼はドジャースで昇格の道を阻まれていただけに、球団との契約を解除してもらえるのは大きい」と主張した。
■「実力を証明する機会になる」
また、MLBの移籍情報を扱う米サイト『MLB TRADE RUMORS』は、今回の移籍劇の背景に言及。ダラー・マクドナルド記者によると、ドジャースのマイナー組織にはウォードの他に多数の若手有望株がおり、年齢も若い。チームとしては彼らの将来性を重視しており、すでにウォードの居場所はなかったと推察した。
その上で「ウォードにとって、今回の移籍はより大きな舞台で実力を証明する機会になる。年俸も3Aでプレーする場合より高くなる可能性が高い。彼にはマイナー降格が可能なオプションがまだ2年分残っているため、たとえ別のMLB球団がウェーバーで獲得しても、すぐにまた長い期間をマイナーで過ごすことになったかもしれない。しかし日本で結果を残せば、将来メジャー復帰を目指すこともできるし、その実績をもとに、より大きな契約を結んで日本に残ることもできる」と解説し、こちらも賢明な選択と評価した。
ドジャース在籍経験があり、中日に移籍したメジャーリーガーとしてはドン・ニューカム、ウィリー・デービスらの名前が挙がる。彼らは現役生活の晩年に日本でプレーしたが、ウォードはこれからバリバリ働ける。来季の中日はミゲル・サノー内野手、細川成也外野手、ウォードでクリーンアップを組むのだろうか。実現すれば12球団でもトップクラスの破壊力となりそうだ。
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