ホワイトソックスのミゲル・バルガス内野手は、2024年7月にドジャースから移籍。首位を走る常勝球団から最下位の弱小球団へトレードされ、極度の打撃不振に。現役引退まで考えていたという。
しかし、父の助言を受けて再起を決意すると、今季自身初のオールスターに選出。村上宗隆内野手とも親交を深める27歳は、今やチームの中心を担う存在となった。MLB公式サイトが9日(日本時間10日)、苦境を乗り越えたバルガスの歩みを紹介している。
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■移籍直後は打率.104
バルガスは2024年7月29日(同30日)、ドジャース、ホワイトソックス、カージナルスによる三角トレードで移籍。チーム加入直後は打撃が振るわず、157打席で打率.104と低迷。野球を辞めることまで考えたという。
バルガスはMLB公式サイトの取材に対し「間違いなく暗い時期だった。父の言葉に耳を傾け、もう一度チャンスをもらえたことを神に感謝している」と、当時を振り返った。父ラサロは、五輪のキューバ代表として1992年と96年に金メダルを獲得した元スター選手。父との話し合いは、現役続行を決断する大きなきっかけになったと明かす。
そして昨季は打率.234、16本塁打、OPS.717を記録。今季は打率.250、33本塁打、22盗塁、OPS .837と大きく飛躍。自身初のオールスターにも選出され、ホワイトソックスの再建を象徴する選手へ成長した。
■打撃指標が大きく向上
今季からチームに加わった村上とも、バルガスは親交を深めている。バルガスは村上に守備について助言を送ったり、冗談を交わしたりする間柄になった。村上もバルガスについて「一緒にいたいし、学びたいと思える選手」と高く評価している。
打撃面では、打撃の質にも成長が見られる。MLB公式のデータサイト「Baseball Savant」によると、平均打球速度やハードヒット率など打撃指標が軒並み優秀で、空振りも少なく四球を選べるタイプ。成績以上にバランスのとれたポテンシャルを秘めている。
バルガスの急成長とともに、3年連続100敗の屈辱からV字回復を見せたホワイトソックス。今後のさらなる成長にも期待が高まる。
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