3月4日、フィギュアスケートの世界ジュニア選手権で男子シングルのショートプログラムが行われ、日本の鍵山優真選手が85.82点で首位に立った。ジュニアグランプリファイナル王者の佐藤駿選手は、自己ベストの79.30点で5位につけた。
鍵山選手は冒頭の3回転ループを成功させると、続くトリプルアクセル(3回転半)も着氷。後半の連続ジャンプも大きなミスなく降りた。
IOC(国際オリンピック委員会)の公式メディア『オリンピックチャンネル』は、世界ジュニアについて「ユースオリンピック王者の鍵山優真が男子ショートプログラムをリード」と伝えた。
鍵山選手は、ユースオリンピック銀メダルのアンドレイ・モザレフ選手(ロシア)を1.51点抑え、僅差の首位でフリースケートに臨む。
今シーズン最後のショートプログラムで会心の演技
ショートプログラムの演技を終えた鍵山選手は、「今日はとてもリラックスできました」とコメント。トリプルアクセルで少し気になった部分があったようだが、練習で上手くいっているので自信を持ってできましたと話す。
後半のコンビネーションジャンプは「最初のジャンプで少し揺らいだけど、上手く立て直すことができました」としている。
今シーズン最後のショートプログラム。いい演技ができて「とても嬉しかった」と喜びながらも、世界ジュニア王者に向けて「フリーでは何でも起こりうる。集中し続けなければいけない」と気を引き締めた。
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