スピードスケートの小平奈緒選手が長野市でのボランティアに参加した。
昨年の大型台風で被災した長野には未だ当時の傷跡が残る。長野県出身の小平選手は地元のために廃棄物の運び出しを手伝った。
誰かに知らせたわけではなく個人で現地入りした小平選手。ツイッターに「たった1回では知り得ない事もあるのだと思います。ただ、今日感じた事は、私の中でも一緒に前進していくエネルギーにしていきたい」と現地で撮影した写真3枚をアップした。
今日見た景色、被災された方の想い、先輩ボランティアの方々の経験談…。
たった1回では知り得ない事もあるのだと思います。
ただ、今日感じた事は、私の中でも一緒に前進していくエネルギーにしていきたい????
災害から5ヶ月、まだ復興に人手は必要だそうです。
少しずつ、でも着実に????#OneNagano pic.twitter.com/rKT2lQva8x— Nao Kodaira 小平奈緒???????? (@Nao_kodaira) March 21, 2020
今後も細々とでも繋がって欲しい
新型コロナウイルスの影響により災害ボランティアの受け入れは2月24日を最後に休止していたが、この日は仮置き場に置いていた廃棄物を撤去するため長野市内に限り1日限定で活動を再開した。小平選手もマスクをつけ急きょ参加。
小平選手はボランティア参加に至った経緯をツイッターに「ボランティア日記」として残している。
「偶然ボランティア再開のニュースを取材しに来たメディアに取り上げられてしまったけど、復興に様々な想いを持ち、災害当初からずっとボランティアに尽力されている方がいることを皆さんに知ってもらいたい」
4月に入ると本格的にトレーニングが再開するため現地で活動する時間は取れなくなると小平選手。今後もボランティアの活動は続いていって欲しいと願う。
「私が発信することで、ボランティアに行こうかなと考えてくれる人もきっといるはず。新型コロナの影響もあって、規模は縮小されるかもしれないけど細々とでも繋がって欲しい」
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