【フィギュア】羽生結弦、全日本選手権に向け語る 「リスクのほうが大きい」

今大会の演目は「見ていただいての楽しみにしたい」

全日本フィギュアスケート選手権は24日を皮切りに長野ビッグハットで開幕。国内有力選手男女60人が久々に一同に会する。同大会を前に、五輪連覇中の羽生結弦が23日、「FNN News α」に出演、その心境を語った。全日本選手権は25日よりフジテレビ系列の各局にてオンエアされる。

今年は新型コロナウイルスの蔓延により、持病の喘息も憂慮され、羽生にとっておよそ10カ月ぶりとなる実戦。「出たいという気持ちよりも、リスクのほうが自分の中では大きいと思っています」とまずは自身の率直な気持ちを吐露。

「自分の出たいという気持ちとか、自分が試合に出場してみなさんの前で演技したいとか……よりも、まずは自分が、感染拡大のきっかけにならないように。そして自分自身もかからない(罹患しない)ように……」とこれまで実戦から遠ざかっていた理由を再度説明。

さらに「今、色々な地域で医療が大変なことになっていたり、最前線で頑張っていらっしゃる医療の方々の負担にならないようにすることが自分の中で一番大切」と、医療崩壊が囁かれるなか、医療関係者へのねぎらいを口にした。

「こういう決断をしたからこそ責任を持って、しっかりといい演技をするべき」とその決意を新たにした模様だ。

今大会の競技演目については「見ていただいての楽しみにしたい。やはり『SEIMEI』、『バラード第1番』と比べると、あそこまでの自分の自信の塊みたいなところまでにはいってないです。ただ、誰かの心に何か感情がともる、何かの気持ちがともる、きっかけになればいいなっていうふうに思います」と明言しなかった。

コロナ禍での競技生活については「かなり長い期間コーチがいない中、最初はやはり難しかったんですけれども……ジャンプの配置、スピンの配置、そういう流れ以外はほぼ全部、自分が決めてると言っても過言ではないプログラム」とその難しさについて明らかにした。

4回転半アクセル(クワッドアクセル)については「今回はやらないですけど、率直に言えばなんですけど、アクセル跳びたかったなって気持ちはもちろんあります」と今回の演技には組み込まれていない点を匂わせ、「このプログラムに対して、やはり4A(4回転半)入れて安定させられるのか……それでグジャグジャになったら……このプログラムに対して、どんな気持ちでやるのか。そういうのを、いろいろ割り切れるようになった。ちょっと大人になったんですかね」と自己分析した。

最後に「自分がやるべき演技というのは、今回のSPとフリーで、ある程度は出せるんじゃないかとは思います」と今大会への決意で締めくくった。

文・SPREAD編集部

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