【競馬】フィエールマンやラッキーライラックなど この冬にターフを去る名馬たち

ラッキーライラック (C)Eiichi Yamane

昨年はアーモンドアイの芝GI最多勝記録更新やコントレイルデアリングタクトによる牡牝無敗の三冠達成、白毛馬ソダシのGI初勝利など記録ずくめだった中央競馬(JRA)。今年も新たなヒーロー・ヒロインの誕生に期待がかかるが、ここでは年末年始にターフを去った名馬たちを振り返ってみたい。
※馬齢は2020年時点のものです。

◆三冠馬3頭が激突した伝説のジャパンCレース動画
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■アドマイヤマーズ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎) 2020年12月23日抹消

2018年6月に中京でデビュー。無傷の4連勝で朝日杯フューチュリティステークスを制し、GIウイナーとなる。3歳シーズンは共同通信杯で2着、皐月賞で4着といずれも敗れたものの、ここまで負けなしのマイル戦に戻ったNHKマイルカップで復活の勝利を果たす。

同年秋には香港へ遠征し、香港マイルをレース史上初となる3歳で優勝するなど、国内外問わず1600mの大舞台で強さを見せた。今後は北海道勇払郡安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。

通算成績:13戦6勝(うち海外2戦1勝)
獲得賞金:5億5700万1500円(うち海外2億3480万6500円)
主な勝鞍:香港マイル(GI)、NHKマイルカップ(GI)、朝日杯フューチュリティステークス(GI)

■ウインブライト(牡7歳、美浦・畠山吉宏厩舎) 2020年12月23日抹消

ウインブライトは2016年6月にデビュー。翌2017年3月のスプリングSで重賞を初制覇した。以降芝中距離重賞でコンスタントに活躍し、自身初めての海外遠征だった2019年4月のクイーンエリザベス2世カップでGIを初勝利。

同年12月の香港カップでGI2勝目、ラストランだった今年12月の香港カップでも2着に入るなど、シャティン芝2000m戦で無類の強さを誇った。今後は北海道新冠郡新冠町のビッグレッドファーム明和で種牡馬となる予定。

通算成績:24戦9勝(うち海外3戦2勝)
獲得賞金:8億130万2100円(うち海外5億177万9100円)
主な勝鞍:クイーンエリザベス2世カップ(GI)、香港カップ(GI)

■タワーオブロンドン(牡6歳、美浦・藤沢和雄厩舎) 2020年12月24日抹消

2017年7月にクリストフ・ルメール騎手を背にデビュー。同年11月の京王杯2歳ステークスで重賞初制覇、翌2018年3月のアーリントンカップで重賞2勝目を飾るなど、早くからマイル以下の距離で活躍した。

4歳秋のスプリンターズステークスでGIタイトルを獲得。ラストランは昨年末の香港スプリント(13着)だった。今後は北海道沙流郡日高町のダーレー・ジャパン スタリオンコンプレックスで種牡馬となる予定。

通算成績:18戦7勝(うち海外1戦0勝)
獲得賞金:4億755万0000円(うち海外0円)
主な勝鞍:スプリンターズステークス(GI)

■ゴールドドリーム(牡8歳、栗東・平田修厩舎) 2021年1月4日抹消

2015年の12月、阪神のメイクデビューで初出走。初戦を白星で飾り、翌2016年6月のユニコーンSで重賞タイトルを獲得する。主に中央、地方のダートで活躍し、2017年には中央ダートGIのフェブラリーステークスチャンピオンズカップを制覇し、この年のJRA賞最優秀ダートホースに選ばれた。

その後も国内ダート界の一線級で息の長い活躍を見せ、7歳となった2020年のチャンピオンズカップがラストラン(2着)。今後は北海道日高郡新ひだか町のレックススタッドで種牡馬となる予定。

通算成績:27戦9勝(うち地方12戦3勝、海外2戦0勝)
獲得賞金:7億7278万3500円(うち地方2億5062万0000円、海外6513万6500円)
主な勝鞍:フェブラリーステークス(GI)、チャンピオンズカップ(GI)、かしわ記念(JpnI)、帝王賞(JpnI)

■ラッキーライラック(牝6歳、栗東・松永幹夫厩舎) 2021年1月4日抹消

2017年の新潟でデビュー。無敗で2歳女王に輝くと、翌年の3歳クラシックはアーモンドアイがいたこともあり無冠に終わる。

4歳の上半期は人気に応えられないレースが続いたものの、11月のエリザベス女王杯で約2年ぶりとなるGI勝ち。昨年は春の大阪杯で牡馬の一流どころを撃破しGI3勝目、秋には史上4頭目となるエリザベス女王杯連覇を果たした。今後は北海道勇払郡安平町のノーザンファームで繁殖馬となる予定。

通算成績:19戦7勝(うち海外1戦0勝)
獲得賞金:7億9920万8700円(うち海外6174万1700円)
主な勝鞍:大阪杯(GI)、エリザベス女王杯(GI)、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)

■ノームコア(牝6歳、美浦・萩原清厩舎) 2021年1月5日抹消

ノームコアの初陣は2017年7月の福島。大事に使われつつ馬自身も着実に成長し、5戦目となった3歳9月の紫苑ステークスで重賞初Vを手にする。

4歳春のヴィクトリアマイルでGI初勝利。引退レースとなった昨年の香港カップで有終の美を飾っている。今後は北海道勇払郡安平町のノーザンファームで繁殖馬となる予定。

通算成績:17戦7勝(うち海外2戦1勝)
獲得賞金:6億975万700円(うち海外2億4246万2700円)
主な勝鞍:ヴィクトリアマイル(GI)、香港カップ(GI)

■フィエールマン(牡6歳、美浦・手塚貴久厩舎) 2021年1月8日抹消

フィエールマンのデビューは3歳となった2018年1月の中山メイクデビュー。体質の弱さもあり休み休み使われ、7番人気と伏兵視されていた菊花賞でGI・重賞初制覇を果たす。

翌2019年の天皇賞・春でGI2勝目をマークすると、その秋には凱旋門賞にも挑戦(12着)。5歳シーズンは天皇賞・春の連覇、天皇賞・秋ではアーモンドアイに迫る2着、有馬記念3着とGI戦線を大いに盛り上げた。今年も現役続行となる予定だったが、右前脚球節の繋靭帯炎が見られたため引退が決まった。北海道沙流郡日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬となる予定。

通算成績:12戦5勝(うち海外1戦0勝)
獲得賞金:7億926万5000円(うち海外0円)
主な勝鞍:天皇賞・春(GI)、菊花賞(GI)

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文・SPREAD編集部

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