【ロシアW杯】日本の番狂わせレベルを数字で見ると、笑えるくらい。監督の給料で見るグループH

ロシアW杯、日本代表が入ったH組は、各チームの実力が伯仲し、「死の組」と呼ばれるリーグとなった。

勝ち点4で並んでいる日本とセネガル。しかし、「反則ポイント」の差で日本が首位に立っている。日本は2試合でイエローカード3枚、セネガルは5枚だ。続くコロンビアが勝ち点3。ポーランドは既にグループリーグ敗退が決まっている。

大混戦となった理由は、ひとえに、日本代表の番狂わせによるものだろう。

W杯前、日本がグループリーグを突破すると予想したのは、わずか1.9%。

英国の『スカイ・スポーツ』がロシアW杯開幕前に行った約20万人の読者によるH組の予想結果によると、最も予選を突破する可能性が高いとされたのはコロンビア(49.5%)で、続いたのはポーランド(41.4%)、セネガル(7.2%)。日本が突破すると予想したのはわずか1.9%だった。

その日本は、グループリーグ2試合を終えて、初戦のコロンビアに勝利、セネガルに引き分けで計勝ち点4。現在、『ESPN』は日本の突破の可能性を81%と予想している。

さらに英大手ブックメーカー「ウィリアム・ヒル」によると、グループH組1位通過のオッズは日本「2.20倍」、コロンビア「3.0倍」、セネガル「3.0倍」とのことで、日本が首位通過する可能性が最も高いと予想されており、下馬評とは全く異なる結果が出されている。

しかし、日本は代表監督を務めていたヴァイッド・ハリルホジッチ氏がW杯本大会まで2ヶ月と迫った時期に解任され、西野朗新監督体制となるなど、落ち着いた状態で今大会に臨めたとは言えなかった。

様々な複雑な要素が積み重なって、番狂わせが起きたといえよう。

監督の給料でグループHを見てみると

では、今回は少し違った見方でグループHのチームを見直してみよう。「監督の給料」だ。公開されている各国のW杯監督の年俸をみると、また違った事実が見えてくる。

グループHで最も給料が高いのは、コロンビアのホセ・ペケルマン監督だ。約1億9100万円の年俸。今回出場する32カ国の中で、11番目の高給となる。

コロンビアのホセ・ペケルマン監督(Getty Images)

続くは日本の西野朗監督。17番目で、約1億2010万円となった。ちょうど今回の出場国の中で、順序的には真ん中の給与水準となる。

西野朗監督(Getty Images)

驚くべきは、今回の出場国の中で最低の給料だった国と、2番目に低かった国がグループHに入っていることだ。

31番目はポーランドのアダム・ナバウカ監督。約3390万円。

アダム・ナバウカ監督(Getty Images)

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32カ国中の最低給料はセネガルのアリウ・シセ監督、約2600万円だった。

アリウ・シセ監督(Getty Images )

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監督の給料で、何が変わるのかはわからないが、一つの小さな要素となりうるかもしれない。

ちなみに、1位はドイツのヨアヒム・レーブ監督で約4億8990万円、続いてブラジルのチッチ監督、フランスのディディエ・デシャン監督で両方とも約4億4670万円。次を見るとスペインのフレン・ロペテギ監督で約3億8200万円だ。

見事に優勝候補とされる国が並んでいる。

世界の、各国リーグの平均年俸額を高い順に見てみると、プレミアリーグ(イングランド)、ブンデスリーガ(ドイツ)、セリアA(イタリア)、リーガ・エスパニョーラ(スペイン)、リーグアン(フランス)と、当たり前と言えば当たり前だがサッカー強豪国がずらりと並ぶ結果となるが、特にブラジルのチッチ監督のケースなど、各国リーグの平均年俸額とW杯における各国監督の年俸は、必ずしも比例しないことがわかる。

参考:FIFA World Cup 2018 Coaches Salaries (Officially Revealed)

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