新型コロナウイルス感染拡大にまだ歯止めがかかるに至らず、スポーツ業界にとっては相変わらず逆風の時代ながら、関係各所の尽力により熱いスポーツの息吹の絶えることない立春……そんな週のランキングを懲りずに振り返ってみた。さて、先週の話題はいかに……。
目次
- 1 第10位 「ずっと夢だった」、シバターがRIZINでの対戦を振り返る
- 2 第9位 NBA、渡邊雄太の活躍をトロント・メディアが称賛
- 3 第8位 本サイト山田剛編集長による競馬の根岸S予想
- 4 第7位 RIZIN戦、堀口恭司が朝倉海を沈めたカーフキックの戦慄
- 5 第6位 朝倉未来とシバターによるYouTube対談
- 6 第5位 競馬、「きさらぎ賞」と「東京新聞杯」の注目騎手
- 7 第4位 RIZIN元王者マネル・ケイプがUFCデビュー
- 8 第3位 チャリティボクシングイベントにおいて、井上尚弥の対戦相手募集
- 9 第2位 田中将大の楽天復帰で、米クオリティ紙がなぜか炎上
- 10 第1位 格闘技、神童と呼ばれる那須川天心、2・28のRIZINリマッチ
第10位 「ずっと夢だった」、シバターがRIZINでの対戦を振り返る
「炎上系YouTuber」というカテゴリーが存在するのであれば、その代表格でもあるシバターが昨年大晦日のRIZIN出場を振り返った記事が10位に滑り込んだ。試合結果についても覆り、シバターの一本勝ちとなった点は、格闘技の奥深さも垣間見えた。「色物」と思われがちなシバターが、格闘界をどこまで盛り上げてくれるのかは、まだ予断を許さない。
第9位 NBA、渡邊雄太の活躍をトロント・メディアが称賛
TVニュースの報道が八村塁に偏ることもあるため、忘れがちでもあるが、日本人2人目のNBAプレーヤーは渡邊雄太だ。メンフィス・グリズリーズからのデビュー時以来「2ウェイ契約」という下部組織とのダブル契約でありながら、今シーズンはトロント・ラプターズにて限られた出場時間ながら、連続して2桁得点を上げるなど輝きを見せている。その躍動に地元紙が脚光を浴びせた。
ドラフト1巡目指名により入団した八村と異なり、地道な歩みからNBAへの扉をこじ開けた渡邊の今季の活躍には、ぜひ着目したい。
第8位 本サイト山田剛編集長による競馬の根岸S予想
雑誌『UMAJIN』の元編集長という経歴を持つ本サイトの山田剛編集長による「根岸S」予想が8位にランクイン。1月は中央GIレースがないという競馬界にとっては地味な月ながら、アクセス数としてはビッグレースに遜色ない人気を誇る競馬予想ネタとなっている。なお「狙ってみたい」として挙げた3頭のうち、10番人気ワンダーリーデルが2着に激走。先週は心なしか編集長の機嫌が良かった。
第7位 RIZIN戦、堀口恭司が朝倉海を沈めたカーフキックの戦慄
大晦日のRIZIN戦にて、堀口恭司がカーフキックを駆使、朝倉海に勝利した試合は、まだまだ記憶に新しいところだが、海の向こうのUFCでもそのキックは戦略的に有効活用され、「カーフキック」そのものが脚光を浴びている。そんな記事が7位に。カーフキックについて、どんな対抗戦略があるのか、今後が気になる格闘界の潮流である。
第6位 朝倉未来とシバターによるYouTube対談
ここでも「格闘技×YouTube」のコンビネーションがスポットを浴びた形となった。SPREAD編集部には残念ながら格闘技の専門家を配しているわけではないのだが、記事をしこめばしこむほどユーザーからフォローされる流れとなっており、今後も注力して行きたい。
第5位 競馬、「きさらぎ賞」と「東京新聞杯」の注目騎手
週末に行われた2つのレースについて、騎手に焦点を絞った姉妹サイト「Umajin.net」編集部・伊藤大輔氏による予想が5位に。素人目には「競馬なんだから重要なのは馬だろ」と考えがちながら、もちろん騎手による綱さばきも勝敗を決する大きな要素である点、言を俟たない。結果は……月曜日の時点では明らかになっていることだろう。
第4位 RIZIN元王者マネル・ケイプがUFCデビュー
RIZINの元王者として日本でも人気を誇るマネル・ケイプだが、UFCデビューへの期待が高まり好ポジションに。SPREADにてケイプ記事を連発したところ、ケイプ公式Twitterにフォローされた上、リツイートまでしてくれるという流れに、本サイト山田剛編集長は「ヒールに見えて、いい人だと評判なんですよ」と感激を隠さなかった。今後のケイプの大車輪に着目したい。
第3位 チャリティボクシングイベントにおいて、井上尚弥の対戦相手募集
2月11日に東京・代々木第一体育館で行われるチャリティボクシングイベント「LEGEND」にモンスター・井上尚弥出場が決定。その対戦相手をSNSで投票する……という記事がTOP3入り。続報によると、対戦相手は比嘉大吾に決まったとのこと。これはさすがに、エキシビジョンだろうがボクシングファンでなかろうが、この目にしておかなければいけない対戦カードではなかろうか。ユーザーの期待感がわかるラキング3位でした。
第2位 田中将大の楽天復帰で、米クオリティ紙がなぜか炎上
元ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が、日本球界に電撃復帰。少なくとも今シーズンは古巣・楽天イーグルスでの大活躍が予見されるところ。しかし、米『ニューヨーク・タイムズ』紙は、ヤンキースを去る田中についての記事を掲載しつつ「決して期待されたほどの活躍ではなかった」と嫌味たっぷりのTwitterを流した。在籍期間中、毎年安定して2桁勝利を挙げてきた田中に対してのこの嫌味に多くのヤンキースファンが反応、ファンメディアを巻き込んで炎上となった。田中礼賛記事が数多踊る中、ちょっと変わった視点がユーザーを呼び込んだのか、堂々の2位に。
第1位 格闘技、神童と呼ばれる那須川天心、2・28のRIZINリマッチ
格闘界において「神童」の異名を誇る那須川天心の対戦カード発表が、今週の首位を獲得。大晦日に行われたRIZINでは、会場となったさいたまスーパーアリーナに武尊が姿を現し話題となった。ファンの間では、那須川対武尊というカードが待ち望まれているだけに、志朗とのリマッチも耳目を集めるかたちに。
以上、先週のランキングながらTOP10中、ボクシングを含めると6記事が格闘技系と、なかなか他メディアでは観られない構成となった。スポナビなど「マスメディア」ではなかなか注目を浴びないユニークなネタがSPREADには求められているという表れなのだろうか。ご意見あれば、ユーザーのみなさんからもぜひ賜りたい。
文・SPREAD編集部