【ボクシング】井上尚弥、アッパー3連発など比嘉大吾と“ガチスパー” 「LEGEND」全7カード結果レポート

 

【ボクシング】井上尚弥、アッパー3連発など比嘉大吾と“ガチスパー” 「LEGEND」全7カード結果レポート
「LEGEND」キービジュアル

◆[第7~5試合]井上尚弥vs比嘉大吾、他
◆[第4~1試合]京口絋人vs八重樫東、他

■第4試合

秋山佑汰(2015年台北市カップ 60kg級金メダリスト)
※成松大介(東京五輪ライト級日本代表)は発熱のため欠場
vs.
平岡アンディ(IBF世界スーパーライト級12位)

平岡アンディ (C)Getty Images

◆対戦結果・レポート
第3試合に続くアマチュア vs プロの対決。当初予定していた成松大介が発熱のため欠場、急遽対戦相手が秋山佑汰へ変更に。2015年台北市カップ 60kg級金メダリスト秋山佑汰 vs IBF世界スーパーライト級12位平岡アンディは、秋山のみがヘッドギア着用でゴングとなった。ともにサウスポーのこの戦い、1ラウンドは両者相手の出方を見ながらの立ち上がり。また、終了間際にはレフェリーを務めた渡嘉敷勝男が転倒するアクシデントも見られた。2ラウンドに入るとフェイントを交えて積極的に間を詰めてくる秋山に対し、ノーガードの平岡がこれをうまくいなして反撃を窺う構え。そして3ラウンドに突入すると平岡が主導権を握り出し、随所で連打を浴びせるなど優勢な場面も見られたが、秋山はこれを最後まで耐え抜いた。

対戦後、秋山は「(出場は)今朝の練習後に言われて、めちゃくちゃきつかったですけど、こんな経験ができて、ありがとうございます」と、興奮気味に出場の経緯を振り返った。平岡は「成松選手と聞いていたのでびっくりでしたけど、秋山選手が急遽入ってくれて嬉しかったです。台本通り渡嘉敷さんが転んでくれたので緊張も和らぎました。3月11日、本当はタイトル戦をやりたかったんですけど、メインでやるんで応援よろしくお願いします」と、1カ月後の戦いの意気込みを語った。

■第3試合

森脇唯人(東京五輪ミドル級日本代表)
vs.
井上岳志(WBOアジアパシフィック スーパーウェルター級チャンピオン)

森脇唯人(左)、井上岳志(右) (C)Getty Images

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◆対戦結果・レポート
アマチュア vs プロはどちらが強いのか。東京五輪ミドル級日本代表森脇唯人と、WBOアジアパシフィック スーパーウェルター級チャンピオン井上岳志のカードが実現。リングに上がった両者は、なんとヘッドギアなし。そのままゴングが鳴ると、1ラウンドから両者打ち合い、スピードと手数で攻める森脇に対し、カウンターを的確に打ち込む井上。途中、井上が左まぶたをカットし、ストップする場面があるも、止血して再開された。2ラウンドも引き続き、手を緩めない両者。井上のアッパーが空を切るシーンも増え、KO狙いの“ガチスパー”であることがひしひしと伝わる展開だ。3ラウンドは動きが鈍るも、重いパンチを繰り出す井上、的確にヒットさせる森脇。最後はリング中央で抱き合い、お互いの健闘をたたえた。

対戦後、森脇は「1年間試合がなかったので、こういった舞台に呼んでいただき、またスポーツを通じて社会貢献できるのは大変光栄です」と語り、司会者からヘッドギアなしについて聞かれると「少しでも顔を覚えていただきたいので、ヘッドギアを外しました」と返した。一方の井上は「(森脇が)パンチのスピードやパワーが以前にも増していました。森脇唯人が東京五輪で活躍するので、応援よろしくお願いします」と、東京五輪ミドル級日本代表に選ばれている後輩へエールを送った。

■第2試合

京口絋人(WBA世界ライトフライ級スーパー王者)
vs.
八重樫東(元3階級制覇王者)

京口絋人(左)、八重樫東(右) (C)Getty Images

◆対戦結果・レポート
14戦14勝の現WBA世界ライトフライ級スーパー王者京口絋人 vs 元3階級制覇王者八重樫東の新旧レジェンドによるドリームカード。1ラウンドは八重樫が現役時と変わらぬスピードでパンチを繰り出す。2ラウンドになるとギアを上げたダイナマイトボーイ・京口がワンツー、ボディで相手の体力をじわじわ削る一方、八重樫はスタミナを温存のためか、やや引き気味にこれを受ける。3ラウンドでは3分間にわたって至近距離でのパンチの応酬となり、フック、アッパー、ボディ、ストレートなどを互いに打ち合い、両者一歩も譲らない姿勢で観客を沸かせた。

対戦後、京口は「八重樫さん、引退しているのに胸を貸していただきありがとうございました。めちゃくちゃいい刺激をいただきました。アメリカでの防衛戦前という大事な時期かもしれないですが、レジェンドの八重樫さんが餞別ってかたちで胸を貸していただけたので、感謝の言葉しかないです」と、元3階級王者に感謝の言葉を述べた。一方の八重樫は「疲れました。大先輩の3人の世界チャンピオンの愚痴なんだか、文句なんだかわからないですが、何とか戦い抜くことができました。ありがとうございました」と笑いながら話し、解説の渡嘉敷勝男竹原慎二畑山隆則に対してメッセージを送っていた。

■第1試合

木村翔(元WBO世界フライ級王者)
vs.
武居由樹(元K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王者)

木村翔 (C)Getty Images

◆対戦結果・レポート
第1試合は、元WBO世界フライ級王者木村翔 vs 元K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王者武居由樹の異種対戦。前日のリモート会見で木村が「ヘッドギアを外す」と宣言していたとおり、両者1ラウンドからヘッドギアなしで開始。1ラウンドは武居がジャブからのアッパーなど、積極的に前へ出て手数を出していく。2ラウンドは途中、木村がバランスを崩すシーンがあったものの、両者譲らずパンチを繰り出す展開。3ラウンドも打ち合いの末、3分3ラウンドを戦い抜いた。

対戦後、木村は「武居選手、強かったです。さすがK-1王者だな、と思いました。やっぱりセンスがあるな、と。階級の差があるけどパンチも重いし、これからボクシング界を盛り上げてくれる選手と思います」と武居のボクシングを称賛。3月11日に後楽園ホールでボクシングデビューを控えている武居は「K-1から来た、大橋ジムの武居です。コロナで大変ですけど、こうやってチャリティマッチでみんなに力を渡せたらいいなと思ってます。3月11日にデビューするので応援してください」と語った。

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文・SPREAD編集部

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