■プラスワン! ソーヴァリアント
【中間調整】昨年11月の未勝利戦で1着になるも、その後検体からカフェインが検出され失格扱いに。それでもリズムを崩すことなく、仕切り直し2戦目だった1月24日の中山芝2200m戦を勝ち、未勝利を卒業した。その後短期放牧で疲れを取り、2月11日に帰厩。以降坂路とコースを併用し、順調な調整が続く。失格騒ぎがあったとは思えないほどにしっかりと稽古メニューを消化できているのは好感。陣営サイドの強い意志もあるのだろうが、馬自身心身ともにかなり頑健なのだろう。コースでの1週前追いでは大野騎手が騎乗。馬に気持ちが乗っているようで、いい手応えのまま先行させた年長馬を抜き去った。
【最終追い切り】美浦ウッドで大野騎手騎乗の併せ馬。先週ある程度全体速い時計になったので、この週はしっかりセーブしラストの反応だけ研ぎ澄ます内容だった。2馬身の追走からジワジワと差を詰め、馬なりのまま抜け出せそうなところをあえて我慢。相手のアクションを待ってからギアを上げる余裕があり、これは実戦でも活きてきそう。
【見解】1週前追いが豪快だったが、やや荒削りな面もあった。最終追いでは我慢させて気持ちを入れるべきところを教え込むのに注力。大野騎手の手腕が光る。息遣い、馬体は申し分なく、プラス鞍上との意思疎通はぴったりで精神面もすこぶるいい状況。実戦が楽しみ。
総合評価「A」
著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

















