■ステラヴェローチェの前走敗因は“三重苦”
まず注目したいのは、弥生賞勝ち馬のタイトルホルダー。その弥生賞は単勝1倍台の大本命が敗れての逃げ切りVと、例年であれば軽視していい存在だが、今年の皐月賞であれば再び好走する可能性はある。弥生賞組の成績不振から注目度は低く、むしろ今回もノーマークになるのは好都合。過去のGIでも積極的なレース運びで、たびたび波乱を演出している田辺裕信が騎乗するのも心強い。
続いて、きさらぎ賞2着のヨーホーレイクをピックアップ。新馬が稍重、2戦目の紫菊賞は重で2連勝と、道悪適性は高い。重賞では差し届かずの競馬が続いているものの、時計を要したホープフルSはダノンザキッドと上がり最速タイの3着、きさらぎ賞は馬場が掘れて追い込みづらい直線で猛追し、ラーゴムにクビ差迫る2着なら上出来と言える。前述のタイトルホルダーが崩れるような展開になれば、逆に本馬の出番となる。
最後に、共同通信杯で5着に敗れたステラヴェローチェの巻き返しに期待。稍重の新馬を勝ち上がり、不良馬場のサウジアラビアRCでは後続を3馬身突き放して勝利した。朝日杯FSはレコード決着に泣き、共同通信杯は不向きの瞬発力勝負で、加えて他馬より1キロ重い斤量が響き、さらに仕掛けどころで後手を踏む“三重苦”。この2戦の敗因は明確であり、馬場次第では上位争いに加わる可能性は高い。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
アスリートの素顔を伝えるメディア『SPREAD』の編集長。旅行・アウトドア雑誌のライターを経て、競馬月刊誌「UMAJIN」の編集長として競馬業界へ。その後、Neo Sports社にて、「B.LEAGUE」「PGA」「RIZIN」等のスポーツ×ゲーミフィケーション事業に携わり、現在に至る。競馬は、1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、盲点となる穴馬の発掘を追求し続けている。












