ロアッソ熊本の元日本代表FW巻誠一郎選手がインスタグラムを更新して、西日本豪雨で被害が大きかった岡山県倉敷市真備町を訪問した様子を公開している。
巻選手は熊本地震の経験から「健康であり続けること」の重要性を訴えた。
いまだからこそJリーグができること
ファジアーノ岡山の選手とも連絡を取り現地入りした巻選手は、「外からの情報と実際に行ってみるとでは全然景色が違っていました」と現場に足を運んだからこそ見えてきたことを綴る。
「本当に真備地区の酷い場所は何から手をつけていいのかわからない状態で熊本地震の時に近かったです。真備町から少し離れると普通の生活をしている方々がいらっしゃり本当に正確な情報を発信しないと近い方でもわかりづらいのかなと」
巻選手は熱中症対策と避難所生活での栄養バランスを考えて塩飴、青汁、うちわ、扇子、ひんやりタオルを届けた。
「熊本の時もそうですが災害の直後はまだ気が張っていて頑張れるのですが、時間と共に心と身体が徐々に疲弊してくるので。先ずは健康であり続けること。そしてひとりで頑張り過ぎない事をお伝えしてきました。苦しい事や辛い事はみんなで共有する事は本当に大切です」
現地の子供たちともサッカーを通じて交流した巻選手は、ファジアーノ岡山の選手たちの人気ぶりにクラブが地域に受け入れられていると感じ、「Jリーグの地域に根ざした活動がこういう時にも大きな影響を与える事ができるって事も改めて実感」していた。
巻選手の投稿には「巻さんの行動力は本当に尊敬します」「熊本地震の経験もあって、被災された方々に寄り添ってくれる巻選手の訪問はほんとに勇気づけられますね」「わざわざ岡山まで、来てくださってありがとうございます」などのコメントが寄せられている。
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