【NHKマイルC/穴馬アナライズ】グレナディアガーズかシュネルマイスターか、過去の傾向から浮上した単勝50倍以上の大穴馬

今週末から東京競馬場で5週連続のGI開催。そのオープニングを飾るのが春の3歳マイル王決定戦・NHKマイルCだ。昨年は9番人気のラウダシオンが制して3連単は15万2750円を記録。2019年は2番人気のアドマイヤマーズが勝利したものの、2着に14番人気ケイデンスコールが、3着には7番人気カテドラルが入り3連単41万680円が飛び出すなど、毎年のように荒れるGIである。

傾向としては、前走皐月賞や桜花賞のクラシック戦線から臨む馬たちの好走が目立つレースで、実際、2015年のクラリティスカイから2017年のアエロリットにかけて、前走クラシック組が3連勝をマーク。さらに前述のアドマイヤマーズは皐月賞組、昨年2着のレシステンシアは前走桜花賞組だった。そもそも世代トップクラスの馬たちがクラシックを目指すのは当然で、NHKマイルCのメンバーに入れば一枚上ということだろう。

例年であればキーワードは「前走クラシック組」で済むNHKマイルC。しかし、今年はそう簡単にいかないず、条件に該当するのは桜花賞15着から臨むソングラインのみ。

今年は突出した馬がおらず、例年にもまして出走メンバーの実力は拮抗している。波乱決着の可能性は高いと見た。

◆【NHKマイルC/穴馬3頭公開】「消耗戦向きのタイプで今回の流れにフィットする」単勝50倍以上の大穴馬とは……

■前哨戦と本番で求められるレースの質が違う

では、どんな馬がNHKマイルCで穴をあけるのか。まずは気になる過去10年データをチェックしたい。

▼[過去10年]前走着順別成績
1着【2-3-0-40】
2着【2-3-2-18】
3着【1-0-2-16】
4着【2-2-0-6】
5着【2-0-1-11】
6着以下【1-2-4-30】

NHKマイルCで連勝を飾った馬は2014年のミッキーアイル、2012年のカレンブラックヒルの2頭しかいない。連対馬を加えても、2015年のアルビアーノ、2014年のタガノブルグ、2013年のインパルスヒーローの3例のみだ。参考として皐月賞を例に挙げると、今年の覇者・エフフォーリアをはじめ過去10年で8頭が連勝でクラシック1冠目を制覇している。これと比較すれば、連勝でNHKマイルCを制した馬がいかに少ないかがわかる。

理由として考えられるのは、前哨戦と本番で求められるレースの質が違う点。これは東京芝1600mという舞台から説明できる。

スタートから3コーナーまでは550mと前半はゆったりとしたコースレイアウトだが、近年のNHKマイルCでは前傾ラップが主流となっており、最後まで息の入りづらい消耗戦となる。好走するにはマイル戦以上のスタミナに加え、高速決着に対応できるスピード、底力といった総合力が問われる条件だ。前哨戦から好走条件がガラリと変わることにより、これまで力を発揮することのできなかった中距離タイプの前走凡走馬の巻き返しが目立ち、これが波乱につながっているというわけだ。

「中距離タイプ>短距離タイプ」という図式は、下記の表からも見て取れる。

古馬となって短距離GIを勝利するグランアレグリアやダノンスマッシュ、ミスターメロディ、タワーオブロンドンなど、一流スプリンターが崩れていることに対し、のちに天皇賞・春を制するレインボーラインなど、ここまでに「1800m~」で実績がある馬たちの好走が目立つ。

これらのことから、人気を分け合っているグレナディアガーズシュネルマイスターのうち、上位に取るべきはシュネルマイスターと言える。

道中10秒台を2本も刻む、中京芝1400m1分20秒1と優秀な勝ち時計だったファルコンS。これを制したルークズネスト、そして2歳王者のグレナディアガーズは1400m寄りのタイプであり、NHKマイルCの舞台では人気ほどの評価は与えられない。

相手本線には前走着順を気にせず、中距離でも好走実績のある馬たちをピックアップしていく。


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