【MLB】「アメージング!」大谷翔平、現実離れの“三刀流”に米メディア騒然 史上3人目の記録も達成

アストロズ戦で好投したエンゼルス・大谷翔平(2021年5月11日)(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地でのヒューストン・アストロズ戦に「2番・投手」で先発出場。今季3度目となる投打同時出場で、今季最長となる7回を投げ4安打1失点10奪三振と力投した。打者としては、4打数1安打だった。また、1回1/3を投げた時点で、今季の登板イニング数が20イニングに到達。打者としての20試合のスタメン出場(1試合3打席以上)と合わせ、投手登録から「二刀流」(Two-Way-Player)登録へと切り替えられる条件を満たした。試合は1-5でエンゼルスが敗れた。

7回1失点の好投に加えて、この試合では「先発投手+打撃+野手出場」という“リアル三刀流”での起用も実現した大谷について、現地メディアも驚きの声とともに報じている。

【動画】10奪三振、痛烈安打、さらには野手出場……4分半で一挙振り返る大谷翔平の“リアル三刀流”

■3年ぶりの2ケタ奪三振、直球をマドン監督も高評価

1回、先頭のアルトゥーベに初球を中前へ運ばれるも、後続を連続三振に切って取り、上々の立ち上がりを見せた大谷。その後も安定したピッチングを披露し、無失点を続けた。

5回、先頭の7番タッカーに96.1マイル(約155キロ)の直球を左翼スタンドへ運ばれて初失点を喫したが、6回までに9三振を奪う快投を見せた。7回もマウンドに上がった大谷は、ストローをスプリットで空振り三振に仕留めて10奪三振を達成。大谷の2ケタ奪三振は、2018年5月13日のツインズ戦以来、自身3年ぶりだった。

試合後の会見でマドン監督は、7回88球を投げ、最少失点に抑えた大谷の投球を「素晴らしかった。直球が良く、立ち向かっていた」と高く評価。大谷自身も「一番多く投げるボール。アグレッシブに攻めていかないと投球の幅も広がらない。リズムよく投げられた」と、直球に手ごたえを感じているようだった。

もちろん、この日も伝家の宝刀スプリットは威力十分で、奪った10三振のうち6つをスプリットで仕留めた。ただ、6回、スプリットに手を出したアルバレスの打球は三塁線に転がる内野安打となり、これが今季、大谷がスプリットで許した初安打となった。

■10K&別ポジションでのプレーはメジャー3人目

「二刀流」で活躍した大谷だったが、この日、最もざわつかせたのは8回の守備だった。降板した大谷が向かったのは、ベンチではなく右翼。「先発投手+打撃+野手出場」という“リアル三刀流”の実現に、米メディア「FOXスポーツ」は、「アメージング」とツイート。さらに「88球を投げた後、外野手として試合に残っている」とつづった。米地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は、「ショウヘイ・オオタニのワンマン・ハイライト」の見出しで、「彼はすべてをやった」と伝えた。

もちろん、投手から右翼へ回るという“大谷劇場”にSNSも大興奮。「まるで漫画の世界」「高校野球ではよく見るけど…」といった驚きの声が上がった。

MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、10奪三振以上を記録した投手が、同じ試合で別のポジションについたことは過去(1900年以降)に2度あり、大谷は1952年のハーベイ・ハディックス、70年のサム・マクダウェルに次いで3人目だとした。

最後まで大谷を打席に立たせ、得点を生み出すシナリオを描いていたマドン監督だったが、8回に4失点した救援陣が誤算だった。

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文・SPREAD編集部


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