【ヴィクトリアマイル/有力馬アナライズ】歴史的名牝が敗れた舞台、グランアレグリアとレシステンシアの取捨を見極める

GI馬が凡走する舞台でもあるのがヴィクトリアマイル。これまでラヴズオンリーユー、ラッキーライラック、ミッキークイーン、ルージュバックなどが馬券圏外に沈み、過去にはブエナビスタやウオッカといった歴史的名牝も2着に敗れている。

「距離適性」の差も大きい。2年連続で1分30秒台の高速決着に突入しているヴィクトリアマイル。前述の馬たちは元来、中距離適性が高く、スピード競馬には不向きだった。加えて「本気度」の差もある。

本来はドバイ遠征のはずだったラヴズオンリーユー、適鞍がなくマイル路線にトライしたラッキーライラック、ミッキークイーン、ルージュバックなど、ヴィクトリアマイルへの「本気度」は決して高くはなかった。

■レシステンシアはマイナス材料が多い

今年の主役はマイルGI3勝の女王・グランアレグリア

距離適性は言わずもがなで、本気度も高い。前走、デビュー以来初となる芝2000m・大阪杯では力の要る馬場もこたえて4着に敗れたが、今年2戦目には適距離のマイルGIを選択した、安田記念はすでに昨年制しているだけに古馬マイルGIコンプリートへ懸ける思いは強い。

牡馬相手のマイルGI2勝馬がこのメンバーに入れば、まず勝ち負けは濃厚と見ていい。

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一方、2年前の2歳女王でGI2着3回のレシステンシアが参戦。マイル実績は十分ではあるが、今年は阪急杯から始動し、いかにも高松宮記念が本線といったローテ。今回は同型馬も揃い、さらに大外枠とマイナス材料も多い。

トップクラスの実力があるのは事実だが、こちらに全幅の信頼を置くのは危険だろう。

むしろ阪神牝馬Sで重賞初制覇と勢いのあるデゼル、その阪神牝馬Sを勝ちに等しい競馬で2着のマジックキャッスルを上に評価したい。

デゼルは押せ押せローテで挑んだ昨年のオークスでは11着に敗れたが、年明けは自己条件から仕切り直し。近走の安定した末脚は本格化を印象づける。マジックキャッスルは秋華賞からの充実ぶりが目を引く。阪神牝馬Sは前が塞がりながらの2着。あの窮屈な競馬で怯まない精神力も特筆すべきで、この最内枠もクリアできると見た。

グランアレグリアからの馬券でも一角が崩れれば好配当にありつけるはずで、この2頭と同じく近走で好走歴のある馬は馬券に組み込んでおきたい。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
アスリートの素顔を伝えるメディア『SPREAD』の編集長。旅行・アウトドア雑誌のライターを経て、競馬月刊誌「UMAJIN」の編集長として競馬業界へ。その後、Neo Sports社にて、「B.LEAGUE」「PGA」「RIZIN」等のスポーツ×ゲーミフィケーション事業に携わり、現在に至る。競馬は、1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、盲点となる穴馬の発掘を追求し続けている。


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