【宝塚記念/騎手データ】ルメール騎手は馬券圏内なし 同騎手を明らかに凌ぐ「グランプリの鬼」とは

6月27日は阪神競馬場で上半期のグランプリとなる宝塚記念(GI、芝2200m)が行われます。

昨年、無敗で3冠馬の座に輝いたコントレイル、デアリングタクトの回避はありましたが、今年もグランプリらしい豪華なメンバーが揃いました。

人気はクロノジェネシス(牝5、栗東・斉藤崇)、レイパパレ(牝4、栗東・高野)、カレンブーケドール(牝5、美浦・国枝)の牝馬3頭。クロノジェネシスにはC.ルメール騎手、レイパパレには川田将雅騎手、カレンブーケドールには戸崎圭太騎手がそれぞれ跨ります。

今回は宝塚記念の過去データ、そして阪神芝2200m戦の過去データを交え、気になる騎手データを見ていきましょう。

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■宝塚記念では池添謙一騎手の勝負強さが光る

まずは2000年以降の宝塚記念(京都で行われた2006年を除く)の成績データを基に、今年の宝塚記念に乗り鞍がある騎手の成績を表にまとめています。

[2000年以降]宝塚記念の騎手別成績(京都で行われた2006年を除く)

データから一目瞭然ですが、着順と人気のバランスに優れ、高い連対率を記録しているのがグランプリ男・池添謙一騎手です。

2005年のスイープトウショウ(11番人気1着)、2009年のドリームジャーニー(2番人気1着)、2012年のオルフェーヴル(1番人気1着)と阪神で行われた宝塚記念では、2000年以降3勝を挙げています。

また、2014年のカレンミロティック(9番人気2着)、2015年のショウナンパンドラ(11番人気3着)、2020年のモズベッロ(12番人気3着)と人気薄を圏内に導くケースも実に多く、宝塚記念では絶対に欠かせない騎手と言えます。

同騎手は昨年の2着馬モズベッロ(牡5、栗東・森田)に騎乗しますが、これだけの成績を誇りながらこのコンビは前日14時段階で7番人気。妙味溢れる存在かもしれませんね。

■C.ルメール騎手は馬券圏内なし

一方、宝塚記念で全く結果を出せていないのがC.ルメール騎手です。

2015年ラキシス(2番人気8着)、2017年シャケトラ(2番人気4着)、2018年サトノダイヤモンド(1番人気6着)、2020年サートゥルナーリア(1番人気4着)など過去騎乗した6頭全てで人気を下回る着順に終わっています。

1着どころか、2着、3着も1度もなく、同騎手にとって宝塚記念は鬼門ですね。

そして先に触れた2騎手以外に目を向けると、着順と人気のバランス、連対率とも悪くない数字を残せているのが川田将雅騎手。

宝塚記念の過去データを重視した場合は川田将雅騎手騎乗のレイパパレを軸にするのが正解かもしれません。

■阪神芝2200mなら戸崎圭太騎手、川田将雅騎手が優秀

続いて2000年以降の阪神芝2200m戦の成績データを基に、今年の宝塚記念に乗り鞍がある騎手の成績も表にまとめましたので見ていきましょう。

[2000年以降]阪神芝2200m戦の騎手別成績

調べる範囲を広げることで、過去の宝塚記念データではサンプル数が不足していた戸崎圭太騎手の阪神芝2200m戦の巧拙がわかるようになりましたね。

同じような人気を背負う川田将雅騎手と比べると、連対率がやや低いものの、着順と人気のバランスは悪くありません。

川田将雅騎手、戸崎圭太騎手は阪神芝2200m戦なら人気通りの着順が見込めそうです。

■C.ルメール騎手はここでも買いづらい

一方、この舞台で人気に比べて着順の落ち込みが目立つのがC.ルメール騎手です。宝塚記念の不振が尾を引いていますが、それ以外のレースでも巻き返せていないことがわかります。

宝塚記念連覇、グランプリ3連覇がかかり、断然人気が予想されるクロノジェネシスに騎乗するC.ルメール騎手ですが、ここは勇気をもって切りとすべきでしょう。

以上、2つのデータから気になる騎手データを見ていきましたが、データを重視した場合は池添謙一騎手騎乗のモズベッロ、川田将雅騎手騎乗のレイパパレ、戸崎圭太騎手騎乗のカレンブーケドールの3頭を重視しBOX勝負が良さそうです。

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著者プロフィール

伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。


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