【MLB】「エンゼルス最速の男」による会心の走塁 大谷翔平、劇的勝利を引き寄せた積極姿勢

間一髪でサヨナラ生還を果たした大谷翔平(2021年7月2日)(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平投手が2日(日本時間3日)、本拠地でのボルティモア・オリオールズ戦に「2番・DH」で出場。2打席連続本塁打を放つなど、4打数2安打3打点1盗塁の活躍を見せ、サヨナラのホームも踏んだ。打率は.280。エンゼルスは8-7で勝利し接戦をものにしている。

オールスター前に早くも今季30号に到達するなど本塁打を量産する大谷だが、この試合で最後に輝いたのは自慢の快足と次の塁を常に狙う積極姿勢であった。

【実際の映像】なぜこの打球で生還できるのか… 大谷翔平、二塁からの激走サヨナラ生還と渾身のガッツポーズ

■大谷劇場のフィナーレは劇的サヨナラ生還

衝撃の2打席連続本塁打で幕を開けた“大谷劇場”だが、主役は最後まで稀代の二刀流プレイヤーだった。同点の9回裏に迎えた第5打席、相手バッテリーは長打を警戒し敬遠気味に大谷を歩かせた。現地放送局「バリースポーツ・ウエスト」が「エンゼルス最速の男」と形容した大谷は、一塁上から投手へプレッシャーをかけ、牽制の度に本拠地ファンからはブーイングも飛び出した。

その後、大谷は完璧なスタートを決め二盗に成功するが、打者・レンドンのバットが捕手のヘルメットに当たる守備妨害により盗塁は取り消しに。一塁に戻った大谷だが、緊迫した場面にも関わらず笑みも浮かべ、再度の盗塁を狙う気配は高まるばかり。レンドンは三振に倒れたが、続くウォルシュの打席の初球で鮮やかに盗塁を決めてみせた。

そしてウォルシュが右前へ安打を放つと二塁から全速力で本塁に突入。前進守備の相手右翼・マッケナからのバックホームもストライク返球であったが、目一杯伸ばした大谷の右足が一瞬早くホームベースに達していた。渾身のガッツポーズが飛び出しただけに、大谷自身にとっても“会心の走塁”であったはずだ。

■マドン監督「彼がやっていることは前代未聞」

今季の大谷はその長打力に周囲の注目が集まりがちだが、12盗塁は既にキャリア最多タイ。また、積極的に次の塁を狙い、単打と思われた打球が二塁打となるシーンも珍しくはない。投打同時出場の機会も増え身体への負担も軽くはないはずだが、それ以上に今の大谷は「二刀流」と正面から向き合える喜びに突き動かされているのかもしれない。

MLB公式サイトでは試合後のマドン監督のコメントを掲載。「彼がやっていることは前代未聞。オールスター級のパフォーマンス、それ以上かもしれない。監督として彼のキャリアに関われて嬉しく思う」と手放しで称賛した様子を伝えている。

◆【実際の映像】なぜこの打球で生還できるのか… 大谷翔平、二塁からの激走サヨナラ生還と渾身のガッツポーズ

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文・SPREAD編集部


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