【プロ野球/今週の注目打者】データで見る広島・小園海斗の好調の要因とは

(C)Getty Images

高卒3年目の小園海斗が6月中旬以降、「3番・ショート」としてスタメン出場を続け流中で打率3割をキープ。飛躍のシーズンにしようとしている。(成績は7月11日時点)

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■1年目と比べて成長したのは「三振」

報徳学園高から2018年のドラフト会議で4球団が1位指名で競合した末に広島に入団した期待の逸材。高卒1年目から開幕1軍入りを果たし、シーズン途中から正遊撃手の座を掴み、最終的に58試合に出場。打率.213、4本塁打、16打点の成績ながら将来に大きな期待を抱かせた。

だが、2年目の昨季は開幕前から調子が上がらず、1軍出場3試合のみと期待を大きく裏切る結果となった。

迎えた今季も開幕2軍スタートとなったが、2軍で奮闘を続けると、田中広輔の不振が続いた影響もあって4月22日に1軍昇格。すぐにスタメンとして起用されると、新型コロナウイルス感染症による離脱があったものの、復帰後も好調を維持。

7月11日時点で49試合に出場し、打率.315、0本塁打、20打点をマーク。ノーアーチも出塁率は.349、得点圏打率.308でチームの勝利に貢献している。

本格ブレイクの時を迎えようとしている小園だが、1年目と比べて大きく成長したのが「三振」だろう。2019年と比べて打率も大きくアップしたが、三振数も現時点でほぼ打席数が同じの状況で、三振数が空振り三振、見逃し三振ともに半分以上も減少。

2019年は197打席42三振でPA/K(何打席に1三振するか)が「4.69」だったのが、2021年は195打席16三振でPA/Kが「12.19」。これはチーム内の規定打席到達者たち(西川龍馬:PA/K「8.11」、鈴木誠也:PA/K「6.41」、菊池涼介:PA/K「5.51」)と比べても非常に優れた数字となっている。

三振しない小園」がカープの新時代到来を告げるかも知れない。

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記事提供:ベースボール・タイムズ
データ提供:野球DB


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