【競馬/セレクトセール2021】「ウマ娘」フィーバー、サイバー・藤田晋氏が2日間で総額23億超えの爆買い

日本最大級の競走馬セール、セレクトセール2021が、12、13日の2日間、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開催。12日は1歳馬のセリが行われ、上場された242頭のうち226頭が落札。

総落札額は19年に記録した107億3200万円を大幅に更新する、116億3800万円を達成し、平均落札額は5150万円と、昨年の4554万円から大幅に増加。また、1億円超えが昨年より10頭も上回る28頭にのぼり、18年の23頭を上回る1歳馬セリとしては過去最多頭数になるなど、活況溢れる初日となった。

◆「ウマ娘」フィーバー、サイバー・藤田晋氏の1歳馬・当歳場の落札馬一覧

■ディープ、ラストクロップの最高価格は3億

注目を集めたのがディープインパクトのラストクロップ。19年7月に急逝し、現1歳馬の血統登録頭数6頭のうち、4頭がセールに登場。上場番号1、セリのトップバッターで登場したゴーマギーゴーの20(牡)が、初日1歳馬セールの最高額タイとなる3億円で落札された。落札したのは、ジェロボーム、バニシングポイントなどを所有する長谷川祐司氏。

また、正真正銘のラストディープ。最後の種付けで生まれたスイープトウショウの20(牡)が、上場番号248、セリの大トリに登場。キングトップガンなどを所有していた池田豊治氏が2億円で一発落札を果たした。母は宝塚記念、エリザベス女王杯、秋華賞とGI3勝を挙げた名牝で、本馬は父母合わせてGI10冠ベイビーとなる。

スイープトウショウの仔はこれまでに9頭がデビューを果たし、現役の全兄スイーズドリームス(牡7歳)、半姉のスイープセレリタス(牝5歳、父ハーツクライ)の4勝が最多の勝ち鞍で、いまだ重賞は未勝利。ディープ最後の仔で大物誕生を期待したい。

■「ウマ娘」ブームに乗じ、藤田晋氏が初登場

初日1歳馬のセリで最も会場を沸かせたのが、サイバーエージェント代表取締役社長の藤田晋氏。今回がセレクトセール初参加ながら、1億円超え7頭を含む、計12頭を落札し、その総額は15億4100万円にのぼった。

サイバーエージェントの子会社であるサイゲームスが、競馬を題材にしたゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」を手がけており、現在人気沸騰中。グループ全体でも業績を伸ばしており、その景気の良さが、競走馬爆買いの後押しとなったようだ。

最高価格は、前記ゴーマギーゴーの20と同額の3億円で落札した、ロードカナロア産駒のファイネストシティの20(牡)。母は米GI、BCフィリー&メアスプリントを制し、通算5勝を挙げた快速牝馬で、1歳年上でデビューを控える半兄ダノンアーリー(父フランケル)も、19年のセレクトセールで1億800万円で落札された高額馬だ。

ちなみに藤田氏は、5月21日に行われた2歳馬のセリ、千葉サラブレッドセールで、プレミアステップスの19(牡、馬名はドーブネ)を、国内のセリ史上5位の価格となる4億7010万円で落札し話題を集めていた。今月の20日に馬主の認可が下りる予定で、武幸四郎厩舎に入厩予定の本馬が、馬主デビューとなる見込みだ。

■ディープ産駒が不在の当歳馬

セレクトセール2日目はディープインパクト産駒が不在で行われた当歳馬のセリ。しかし、2日目の総額は109億円にのぼり、上場馬241頭(※欠場を含む)のうち「億超え」は24頭と、「ディープ・ロス」を感じさせない盛況ぶりを見せた。

最高価格は4億1000万円で落札されたキズナ産駒のセルキスの2021(牡)で、半兄に19年のクラシック戦線を沸かせたヴェロックスがいる。落札者は「ホウオウ」の冠名で知られる小笹芳央氏。

このほか、新種牡馬でもミリオンホースは誕生し、サトノダイヤモンド産駒のポジティブマインドの2021(牡)は1億8000万円(落札者:藤田晋氏)、レイデオロ産駒のリンフォルツァンドの2021(牡)が1億8000万円(落札者:国本哲秀氏)で「億超え」となった。

毎年、クラシック戦線を賑わせるセレクトセール出身馬たち。近年では2018年に1歳馬で上場されたデアリングタクトが1200万円で落札され、無敗の牝馬三冠に輝いた。この中に未来のスターホースが潜んでいるかもしれない。

◆「ウマ娘」フィーバー、サイバー・藤田晋氏の1歳馬・当歳場の落札馬一覧

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文・SPREAD編集部


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