【東京五輪/サッカー】日本代表の歴史において誇るべき一勝 メキシコを凌駕したハイパフォーマンス

 

【東京五輪/サッカー】日本代表の歴史において誇るべき一勝 メキシコを凌駕したハイパフォーマンス
メキシコ戦で活躍した堂安律(C)Getty Images

■久保、遠藤も狙い通りの守備に手ごたえ

「(後ろの)吉田選手や田中選手から指示された狙い通りのプレスができた。1点目も試合前に皆で話していた通りの攻撃だった」と試合後に久保が振り返れば、遠藤も「常にボールを奪えるような前向きの守備ができた」と話すなど、日本は奪われたボールを即時奪還し、攻撃につなげていった。

一方、メキシコは日本のその素早い攻守の切り替えに面くらい、明らかに後手後手を踏んだ。ただ、そもそもメキシコが難敵だったかと問われれば疑問符はつく。

2012年ロンドン五輪で金メダルを獲得したことから“過大評価”された面は否めない。残念ながらメキシコもドイツやフランス同様、オーバーエイジ含めて希望するメンバーは集められなかった。

招集メンバーは国内組が中心で、海外組はスペインのベティスでプレーするMFライネスだけ。そのライネスにしても昨季はリーグ戦8試合の出場にとどまっていた。

■海外組中心に日本のレベルがメキシコを上回る

さらにメキシコは現在、フル代表が北中米カリブ海地域の頂点を決める「CONCACAFゴールドカップ」に参加しており、オーバーエイジ含めて有望選手は五輪よりそちらが優先されている。

メキシコ国内リーグもレベルが高いとはいえ、レアル・マドリードの久保、PSVアイントホーヘンの堂安、サンプドリアの吉田、マルセイユの酒井(今夏、浦和へ移籍)ら海外リーグの中でもトップクラスで戦っている彼らにとって、実は恐れるに足らずの相手だったとも言える。

メキシコは体格が日本人と似ており、スピードやパワーで欧州勢に対抗するのではなく、技術で応戦する姿は、日本が目指すべきサッカーとされてきた。しかし、今回明らかになったのはテクニックやスピード、戦術眼、連携…個々でもチームでも日本は背中を追いかけてきたメキシコを完全に凌駕していたということ。

Advertisement


フル代表同士の戦いではないために何気ない勝利に映るかもしれないが、この試合は日本サッカーの歴史において大いに誇るべき試合として位置付けて良いはずだ。

◆【実際の動画】20歳・久保建英が決めた、鉄壁の南アをこじ開けた日本五輪史上最年少ゴール

◆サッカー 日本が強敵メキシコに勝利!久保、堂安のゴールで2連勝 A組首位に

◆スペイン戦をドローに持ち込んだ日本代表は五輪メダルを狙える位置にいる

文・SPREAD編集部

izukawaya