【MLB】「他の投手ではできない修正力」 大谷翔平、指揮官絶賛の快投で今季100奪三振到達

エンゼルス・大谷翔平 (C) Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平投手が26日(日本時間27日)、本拠地でのコロラド・ロッキーズ戦に「2番投手」で先発出場。投手としては、7回99球を投げて5安打1失点で今季5勝目。2018年の4勝を上回り、自身メジャー最多となる白星を挙げた。防御率は3.04。打者としては、初回に先制打を放つなど4打数1安打1打点1盗塁をマークし、打率は.277となった。チームは6-2で勝利し3連勝。貯金を1とした。

◆【実際の映像】大谷翔平、渾身の三振奪取で雄叫び! この試合99球目で100マイル計測の離れ業

■投げて、打って、走って…1回表・裏に二刀流の魅力満載

今季12度目の投打同時出場となった大谷。見せ場は1回の攻防に訪れた。投手としては初回、先頭のタヒアを空振り三振に仕留めるなど初対決となったロッキーズ打線を無失点に抑えた。その裏、無死二塁で迎えた第1打席。ロッキーズ先発右腕のマルケスの直球を叩き、右前へ先制適時打を放った。バットを折られながらの安打で、「打者・大谷」が「投手・大谷」を援護。さらに1死後、今季14個目の二盗に成功すると、ウォルシュの右前打で2点目のホームを踏んだ。

投手として三振を奪い、打者としてタイムリーを打ち、走者として盗塁を決め、ホームへ生還……わずか15分の間にこれらをやってのけた大谷に対して、MLB公式サイトは早速、「ショウヘイ・オオタニはすべてをやる」と題し、プレー映像をアップ。MLB公式Twitterも「Shohei Ohtani is not human(大谷翔平は人間ではない)」とつづった。

■7回を99球5安打1失点、5奪三振で5勝目

大谷は2回以降も危なげない投球を披露。走者は出すものの要所を締め、得点は5回に浴びたヌネスのソロ本塁打のみ。7回を99球5安打1失点、1死球(無四球)5奪三振という上々の内容でマウンドを降り、勝利投手となった。

また、7回には自身メジャー初となるシーズン100奪三振も達成。5回にソロ本塁打を許したヌネスを100マイル(約161キロ)の直球でリベンジの空振り三振に仕留め、この試合5個目、今季通算100Kをマークした。

大谷は6月30日のニューヨーク・ヤンキース戦で1回持たずに降板して以降、逆に安定感が増している。7月6日のボストン・レッドソックス戦では7回を5安打2失点に抑え、4勝目をマーク。前回登板の7月19日、オークランド・アスレチックス戦は勝敗こそ付かなかったものの6回を3安打無失点という好投を見せていた。

■ムキにならず制球重視にシフトし好投

試合後の会見の様子を米放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」が報じているが、そこで大谷はヤンキース戦以降の投球について問われ、「微調整はあるが、投げ方など大きくは変えていない。ムキにならずに球数調整しながら投げている」と答えており、力を抜いて制球重視にシフトしていることをうかがわせた。

また、米地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は、マドン監督が試合前に語った「投手・大谷」についてのコメントを紹介。指揮官はまず、「シーズンを通じて投手として成長している」と評価。そして「ショウヘイは、今日はスライダーがいい、カッターがいい、でもスプリットの調子は悪い、ということが自分で分かる」とし、その上で「彼は他の選手ではできないような調整を常に試合中に行うことができる」と、大谷の持つ自己分析力と修正力を称賛した。

その日の調子を冷静に見極め、配球を変えていく。新スタイルを身に付けた大谷の好投は今後も続きそうだ。

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文・SPREAD編集部


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