【東京五輪】開会式でも注目された美人旗手ら、麗しきオリンピアンたちの成績表

 

■東京ではシュミットの雄姿を拝めず終い…

ドイツハナ・キューヘラーも期待の新鋭。ドイツ自由形リレーチームのメンバーとして参加も、ドイツチームは予選落ち。まだ19歳と若いだけに、パリ五輪で我らが池江璃花子と激突……というシナリオになるのか。インスタには合宿先・熊本のホテルで泳ぐ姿も掲載。今後の活躍が期待される。

今大会、もっとも残念だったのはROCとして走り幅跳びに出場したダリア・クリシナだろう。ドーミング問題で出場停止となったロシア選手団においても身の潔白を主張、リオ五輪でもROCとして出場にこぎつけた。惜しくも9位に終わったものの、翌年ロンドンで行われた世界選手権では堂々の銀メダル。今大会でも活躍が期待されたが、競技開始からほどなく足のケガに見舞われ、なんと「記録無し」で東京を去る結果に。その雄姿をほぼ見ることなく、幕をおろし、観戦側としても地団駄を踏んだ次第だ。インスタで、東京を楽しんでいる姿が観られただけに、無念極まりない。

ドイツの陸上選手アリカ・シュミットも期待されながら活躍を目にすることができなかったひとりだ。ジュニア世代のヨーロッパ選手権で銀、銅を獲得するなど将来を嘱望され、今大会でも400mリレーのドイツ代表として来日。ただし、直前になって補欠に回ることになり、東京ではその雄姿を拝めず終いとなってしまった。7月4日付のインスタでは「東京五輪に出場します」と五輪マークとともに自身の写真をアップしていただけに、本人もさぞかし無念だろう。

シュミットが出場できなかったリレーで、リオに続き2大会連続出場となったのが、先輩格のラウラ・ミューラー。ジャーマン魂を発揮し(?)決勝へとコマを進めたが、惜しくもメダルを逃す結果に。五輪という大舞台では、善戦しつつも、陽の目を浴びないオリンピアンがいかに多いか、いや、むしろそのほうが大勢である事実を我々に知らしめしてくれた。

■3年後の飛躍も期待されるエレンウッド

女子陸上7種競技カナダ代表のジョージア・エレンウッド(C)Getty Images

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女子陸上7種競技カナダ代表ジョージア・エレンウッドにとっても東京は苦い思い出になったかもしれない。2018年NCAA陸上7種競技のチャンピオンとして初めての五輪に挑んだものの結果は20位。男子10種競技同様、もっとも過酷な陸上競技と言われる同種目ながら、まだ26歳、3年後の飛躍も期待したい。

ウクライナの走り高跳び代表ユリア・レフチェンコは2017年世界選手権の銀メダリスト。その実力を発揮し、今回も予選で1メートル95センチをクリア。決勝でもシーズンベストの1メートル96センチを記録したが結果は8位となっている。

さて、書籍『麗しきバーテンダーたち』上梓以来、「BAR評論家ではなく、美女評論家では……」と揶揄される私の、独断と偏見によるオリンピアンの成績表、いかがだっただろうか。国の名を背負い、金だ銀だ……と騒ぐも一興だが、スポーツの祭典の楽しみ方は幾通りもあるだろう。ルッキズムについて、非常にシビやな世の中になりつつあるものの、アスリートに憧れる気持ちを邪魔する楽しみ方ではない。知識層に至っては、ぜひこの程度は大目にみてもらいたいものだ。

麗しきオリンピアンたち、またパリでお会いしましょう。

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著者プロフィール

たまさぶろ●エッセイスト、BAR評論家、スポーツ・プロデューサー

『週刊宝石』『FMステーション』などにて編集者を務めた後、渡米。ニューヨークで創作、ジャーナリズムを学び、この頃からフリーランスとして活動。Berlitz Translation Services Inc.、CNN Inc.本社勤務などを経て帰国。

MSNスポーツと『Number』の協業サイト運営、MLB日本語公式サイトをマネジメントするなど、スポーツ・プロデューサーとしても活躍。

推定市場価格1000万円超のコレクションを有する雑誌創刊号マニアでもある。

リトルリーグ時代に神宮球場を行進して以来、チームの勝率が若松勉の打率よりも低い頃からの東京ヤクルトスワローズ・ファン。MLBはその流れで、ニューヨーク・メッツ推し。

著書に『My Lost New York ~ BAR評論家がつづる九・一一前夜と現在(いま)』、『麗しきバーテンダーたち』など。


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