■上位追走に必要不可欠な菅野の復調

「昨年のように、高いリリースポイントから投じられるボールの軌道だと、ストライク判定されやすくなるんですよ。軌道が変われば相手打者の目線が変わるだけではなく、審判の目線も変わる。今はフォームの変化で、去年とは全く別物になっています。菅野が苦しむ試合を振り返れば、際どいコースをボールと判定され、甘めに投じて痛打される悪循環のケースが多い。つまり、“球審と勝負”してしまっているんですよね。
最初から厳しいコースを攻めるのではなく、まずファールを打たせるなどストライクを先行させる。そこから変化球でカウントを整えて、最後にコーナーなど際どいところを突く。この投球なら球審もストライクと判定してくれる可能性が高くなってきます」。
川口氏の指摘どおり、菅野は決して本調子ではないものの、その勝負強さや大舞台での経験値は、巨人がヤクルトと阪神を逆転するためには必須。25日の登板で菅野が「現状のベスト」を尽くし、結果を残せればチームに大きな勢いを生むはずだ。
主力の不調や故障者の連鎖に直面したシーズン中盤まで、川口氏いわく「原監督の頭脳で」耐えながら白星を拾ってきた巨人。残り試合で菅野を筆頭とした各選手が「個」の力を存分に発揮できれば、奇跡の逆転劇も夢物語ではないはずだ。
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文・SPREAD編集部










