今週は、春の中距離王決定戦、第69回大阪杯(GI、芝2000m)が阪神競馬場で行われる。
今年は、昨年の覇者ベラジオオペラをはじめ、桜花賞馬ステレンボッシュに、ジャスティンパレスやソールオリエンスといったGI馬が参戦。加えて、中山記念覇者シックスペンスに、日経新春杯を制したロードデルレイ、京都記念覇者ヨーホーレイクや、ホウオウビスケッツ、エコロヴァルツ、ボルドグフーシュらが、GI初制覇を目指して集結。中距離戦線の頂点に立つのはどの馬か。
そんな中、GII3勝のシックスペンスが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。
◆【大阪杯2025予想/穴馬アナライズ】「明らかに過小評価」と言える下馬評 鞍上も急成長を認めた単勝オッズ“2桁”確定が高配当の使者
■関東馬が勝てないGIの壁
前走の中山記念では、長期休養明けながら、中団から上がり最速の末脚で差し切りレコード勝ち。GII3勝目をマークして、勇躍GI獲りに臨むシックスペンスは、デビューから6戦5勝、大きく崩れたのはダービーだけで、底知れぬ魅力がある。前走の内容から高速馬場への対応も不問で、好時計決着になりやすい当レースへの適性も高そう。ゆえに、注目を集める存在となるだろうが、マイナス材料は少なくない。
GIに昇格した2017年以降、過去8回の大阪杯で、前走中山記念組は【1.1.2.11】と前哨戦としてはまずまずの成績だが、中山記念勝ち馬に限ると、【0.0.1.2】と、勝ち馬は輩出しておらず、信頼度はいまひとつ。2020年のダノンキングリーは、シックスペンスと同様、毎日王冠、中山記念を制して大阪杯に臨んだが、1番人気で3着に敗れており、シックスペンスも同じような系譜を辿らないか心配だ。
関東馬が大阪杯で相性が悪い点も気になる材料。GIに昇格してからは、【0.2.2.29】の成績で、過去8回すべて関西馬が優勝。GII時代を含めても、最後に関東馬が制したのは、1999年サイレントハンターまで遡ることになる。2019年ブラストワンピース、22年エフフォーリア、24年タスティエーラなど、1番人気に支持された関東馬がコロッと負けるケースは多く、エフフォーリアは関西遠征も初めてだった。シックスペンスも、これまでは関東圏の競馬場でしか出走歴はなく、初めての関西遠征。長距離輸送やコースへの対応など、初物尽くしの点は減点材料だ。
また、主戦のルメールから横山武に替わる点も減点材料。過去8回の大阪杯では、継続騎乗の場合が【7.5.4.40】の成績であるのに対し、乗り替わりの場合は【1.3.4.53】と、信頼度は大きく落ちる。横山武も、最後のGI勝利は2023年皐月賞で、以降、先週の高松宮記念までGI30連敗中。その間、1番人気の騎乗は3回のみで、必ずしも人気馬に騎乗しているわけではないが、GIでの不振は大いに気にかかる。
シックスペンスはGII3勝をマークしているが、距離はすべて芝1800mで、いわゆる非根幹距離。このタイプは1800m専科の可能性があり、距離延長、初めての2000m戦で、本馬の能力を発揮できるかどうか疑問符は付く。加えて、前哨戦との相性の悪さや、関東馬、テン乗りなど、越えなければいけない壁は多く、人気ほどの信頼度は高くないと考え、「頭」勝負は避けるのがベター。場合によっては「消し」でいってみたい。
大阪杯2025予想 最新予想コラム一覧
特集・過去10年データ
◆【一覧】芸能人・予想家の「大阪杯2025」本命・注目馬予想まとめ 高松宮記念「6人気3着馬」の指名者は?
◆【一覧】「大阪杯2025」大口投票パトロール シックペンスに前売り早朝から複勝「100万円」 先週は1,2着馬に高額集中、今週は?
◆【特集】「シックスペンスvs.ステレンボッシュ、同門対決の行く末は……」出走予定・枠順、予想オッズetc.
◆【大阪杯2025予想】過去10年のレース結果・配当・血統まとめ 傾向分析に使えるお役立ちデータ
追い切り評価
◆【追い切り診断】シックスペンスを超える「S」の最高評価 遊び遊びでもラストは圧巻 強負荷可能になり「一気に開花の予感」
◆【追い切り診断】使って上昇中の素質馬に高評価「A」 前走以上の強度に乗り込み入念で「モノの違い」を見せつけるか
データ分析・傾向
◆【枠順】頭数揃うと内枠劣勢 有力一角は「0.1.0.5」の不振枠と「3.2.1.0」の好枠で“明暗”
◆【データ攻略】ステレンボッシュとシックスペンスの「買い or 消し」 1人気3頭連対外の「0.0.1.10」該当は
◆【全頭診断】人気一角に「3.1.1.0」の高好走率データ浮上 ”前走優秀”4歳馬も押さえ必須
◆【高配当メソッド】2年連続“2桁人気”が激走中 6歳以上は「0.1.0.33」で前走しっかり負けた若い世代に妙味
◆【前走ローテ】軸選びは馬券内率“54.5%”の金鯱賞組が最適 今年も「8.6.6.64」の関西馬優勢か
血統・穴馬予想
◆【穴馬アナライズ】「明らかに過小評価」と言える下馬評 鞍上も急成長を認めた単勝オッズ“2桁”確定が高配当の使者
◆【血統ペース理論】「前走負けて強し」デシエルトの作るペースに“最も親和性の高い”注目馬は
◆著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。











![[過去10年]天皇賞春2026の前走ローテ](https://spread-sports.jp/wp/wp-content/uploads/wordpress-popular-posts/384729-featured-75x75.jpg)



