卓球の国際大会「WTTチャンピオンズマカオ」は12日、マカオで男子シングルスの準々決勝が行われる。世界ランキング3位の松島輝空(個人)は、同7位のウーゴ・カルデラノ(ブラジル)と対戦する。
この一戦に勝利すれば、世界ランキングで自身初の1位となることが確定する松島。大きな節目を目前にした19歳だが、その視線は五輪での金メダルに向けられている。
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■世界の頂点を目前に語った思い
今大会第1シードとして臨む松島は、1回戦でトム・ジャービス(イングランド)にストレート勝ち。続く2回戦では、初戦で宇田幸矢(協和キリン)を破った黄鎮廷(香港)と対戦した。
黄鎮廷との一戦では、第1ゲームを11-8で先取したものの、第2ゲームを7-11で落とす展開に。それでも、第3ゲームを11-6で取り返すと、第4ゲームはデュースの末に14-12で奪取。ゲームカウント3-1で勝利し、ベスト8進出を決めた。
松島の前に準々決勝で待ち受けるのが、ブラジルの実力者・カルデラノ。WTTシリーズでは初対戦を迎える。今回のマカオ大会の4強入りに加え、世界ランキング1位の座も懸かる一戦となる。
現在6930ポイントを持つ松島は、準決勝進出で450ポイントを獲得。算入対象となっている380ポイントと入れ替わることで、総得点は最低7000ポイントとなる。世界1位の王楚欽(中国)、2位のフェリックス・ルブラン(フランス)といった上位選手のポイント失効も重なり、10月5日付で世界の頂点に立つ条件がそろう。
1980年の小野誠治さん以来の日本人世界1位が懸かる状況について、松島自身も「今回いい成績を出せば世界ランキング1位になれるということは、自分も承知しています」と語る。しかし、順位への意識を問われる中で口にしたのは、その先にある目標だった。
「ただ、自分の目標としては世界ランキング1位を取るためではなくて、オリンピックで金メダルを取るためにやっているので、そこら辺はあまり頭にないという感じですね」
世界1位が懸かる状況を理解しながらも、その先にあるロサンゼルス五輪での金メダルを目指す姿勢を示している松島。カルデラノとの強豪対決を制し、マカオでの優勝争いと自身初の世界ランキング1位へ道を開けるか。その戦いに注目が集まる。
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