【MLB】エンゼルスGM、大谷翔平との契約交渉について明言避ける 起用方法については見解示す

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

現地3日(日本時間4日)、今季の戦いを終えた大谷翔平ロサンゼルス・エンジェルス)。一夜明け、多くの米メディアが総括記事を掲載し、多くは「二刀流」の活躍を称賛した。

その一方、プレーオフ進出を逃したチームに対して辛辣な言葉を並べるメディア(特に地元紙)も少なくなかった。また、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMが取材に応じ、来季へ向けた補強策などについて言及した。

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■「スポーツ史上最高のシーズンを送った」

今季最終戦でメジャー3位となる46号アーチを放ち、2007年の松井秀喜以来となるシーズン100打点に到達。“有終の美”を飾った大谷は、本塁打以外でも打率.257、出塁率.372、長打率.592、OPS.965、26盗塁という堂々たる成績を残した。

投手としては9勝(2敗)、防御率3.18、奪三振156を記録するなど、こちらも上々のパフォーマンスを披露。マドン監督も先日の会見で「エースの投球」と評価していた。

「二刀流」として走り抜けた大谷に対して、米メディアも賛辞を忘れない。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は記事の中で、「エンゼルスは別の惑星から来た男、ショウヘイ オオタニを加えた。多くのスポーツライターやスポーツキャスターは、オオタニが歩んだ2021年はスポーツ史上類を見ない最高のシーズンだと言っているが、彼らは正しい」と記した。

エンゼルスOBで解説者のマーク・グビザ氏も「シンプルにベストな選手」と評価。また、MLB公式サイトのレット・ボリンジャー記者は「オオタニに始まり、オオタニに終わった」とつづり、二刀流が席巻した今シーズンの特殊性を表現した。

■質の高い先発投手確保が最優先事項

一方、不甲斐ない成績に終わったチームに対して辛辣な論評も目立った。「FOX SPORTS」は、「オオタニのアメージングな活躍をもってしてもエンゼルスはプレーオフに進出できない」と嘆き、「ロサンゼルス・タイムズ」も「チームは伝統的な悲しいパフォーマンスを続けている」とし、プレーオフ進出を逃したことも予想通りで、ファンにとって現実は厳しいと記した。

また、来季へ向けて補強の必要性を訴えるメディアも多く、エンゼルスのミナシアンGMの発言を掲載するケースも目立った。MLB公式サイトや地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」などによると、同GMは「先発投手の整備が最優先になる」と話し、今オフに少なくとも2~3人の質の高い先発投手確保を目指すことを示唆。

ブルペン陣の整備も急務のためこちらにも乗り出す予定で、そのほか遊撃手の補強も狙っているものの二塁を守ることが多いデビット・フレッチャーを遊撃に回し、二塁手を獲得することも視野に入れているとした。

また、大谷と今オフに契約延長の交渉を行うかどうか明言を避けたほか、年俸や予算などについても言及せず、「来年、オオタニの役割を変える予定はありません。今年はすべてがうまくいったと思います」と、起用方法についてだけ話したという。

来季は大谷、パトリック・サンドバル、ホセ・スアレスを組み込んだ6人のローテーションが予定されているエンゼルス投手陣。FAの先発投手市場には、マックス・シャーザー(ロサンゼルス・ドジャース)やマーカス・ストローマン(ニューヨーク・メッツ)らの名前が含まれると予想されているが、マドン監督が望むトップクラスの先発投手を迎え入れることができるか。ミナシアンGMの手腕に注目が集まっている。

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文・SPREAD編集部


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