大阪府北部地震、西日本豪雨、台風21号による豪雨、北海道地震…など例年以上に様々な自然災害に見舞われている2018年。
これらの天災によってプロ野球界も大きな打撃を受け、甲子園球場を本拠地とする阪神タイガースは、豪雨災害や度重なる降雨の影響でホームゲームの試合の中止が続出した。
今シーズンの阪神は、全チームの中で最も消化した試合が少ない。9月12日の時点であと26試合を残している。
また、札幌ドームを本拠地する北海道日本ハムファイターズも、9月の地震の影響でホームゲームの中止が決まった。残り21試合とペナントレース終盤に差し掛かったところで大打撃を受けている。
他にも、残り23試合のソフトバンクやロッテなども苦しい状況に立たされた状況だ。今後も中止が続くようであればペナントレースの結果に悪影響を及ぼすことは避けられないだろう。
残り26試合中23試合が屋外開催の阪神…
セ・リーグ4位につける阪神にとってラストスパートをかけたいこの時期。
しかし、残り試合26試合のうち、23試合が屋外開催の試合であるため、全てが予定通りに消化されるとは限らない状況だ。
選手自身もコンディション調整が難しくなることから、何としてでも日程通りに消化し切りたいところではある。
阪神タイガースの公式インスタグラムが、雨天中止が決まった試合でパフォーマンスを見せる北條史也選手と長坂拳弥選手の様子を投稿している。
この投稿があったのは6月。この頃はまだ日程に余裕があったので楽しいパフォーマンスタイムだったが、今見るとヒヤヒヤものの映像だ。
ファンからも心配の声
過密日程を強いられる阪神に対してファンからも心配の声が上がっている。
日程が過密になってる阪神の残りゲーム27試合のうち屋外球場での試合が24試合!秋雨の時期でこれはやばいよな〜
— 猫ベース (@nekobass) 2018年9月10日
阪神の日程、どうあがいても絶望しかない
— うえけんぴ (@uek610) 2018年9月10日
順調に日程を消化してきた巨人(残り16試合)や中日(残り14試合)に比べて厳しい終盤戦になることは避けられない。
雨天中止できるのは残り1日だけ?
10月13日からはクライマックスシリーズが、10月27日からは日本シリーズの開催が予定されている。これらの日程は変更できないため、開催前にはペナントレースの消化が必要だ。
9月12日の段階で、クライマックスシリーズの開幕までは31日間しかない。通常通り週1回休養日を設けた場合、試合可能な日数は27。
26試合を消化しないと行けない阪神にとっては、今後雨天中止が許されるのは1日だけだ。2日間雨で中止になった場合は、休養日返上で試合する必要がある。
ダブルヘッダーの可能性も
今後も天候が安定せず中止が相次いだ場合、ダブルヘッダーの実施が予想される。ダブルヘッダーとは、1日に2回試合を開催すること。選手にとっては通常の試合よりも負担の大きい日程だ。
日本のプロ野球において、ダブルヘッダーは1998年を最後に実施されていない。今年ダブルヘッダーを行うとすれば、20年ぶりの珍事だ。
厳しい日程の中、各球団はどのようにペナントレースを乗り切るのか。注目が集まる。
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