【ホープフルS/血統傾向】3戦3勝の血に“一発”の気配 コマンドラインは三冠馬と似た配合も…

28日に中山競馬場で行われるホープフルS(GI、芝2000m)の「血統傾向」を分析する。

近年はレイデオロ、サートゥルナーリア、コントレイルと翌年のクラシックホースを輩出しており、中距離血統の馬が活躍。今年もディープインパクト産駒のコマンドラインキラーアビリティジャスティンパレスのほか、来春のクラシックを賑わせそうな馬が顔を揃えた。

ここでは種牡馬だけに限らず母系を含めた血統表に見る「配合」の分析で、ホープフルSの適性を見極めていく。

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■ディープ産駒は母系に注目

中山芝2000mは4コーナー付近からスタートし、最初の1コーナーまで約405mと長いホームストレッチ。序盤から高低差2.4mの急坂もあり、隊列は決まりやすくペースは落ち着く傾向にある。しかし、2コーナー付近からは下り坂で加速。そして再び直線の急坂を迎えるなどアップダウンがあり、パワーとスタミナが求められる舞台だ。

GIへ昇格した2017年以降のホープフルSにおける種牡馬成績を見ると、ハーツクライ、ドリームジャーニー、エピファネイア、ステイゴールドなど、中・長距離血統が活躍している。

対して、ディープインパクト産駒は【1-0-1-6】(勝率・連対率12.5%、複勝率25.0%/単回収値25)と低調で、唯一の勝利が無敗の三冠馬コントレイル。スピードや瞬発力だけでは通用できないことが見て取れる。

今年出走予定のディープインパクト産駒は3頭いるが、うち2頭は母系が米国の短距離血統。上位人気が想定されるコマンドラインは母系に米国血統のTiznowが入っており、コントレイルと似た配合ではあるが、異なるのは短距離血統のTiz Wonderfulを経由している点。基本的には東京向きの素軽い血統構成と言える。

ディープインパクト産駒では唯一、母系に欧州の中・長距離血統を持つジャスティンパレスに注目。英国のインターナショナルS勝ち馬である母父Royal Anthemからパワーとスタミナを受け継いでおり、近年のトレンドと言えるRobertoも内包するなど、緩急のある中山芝2000mのタフな競馬にフィットする。

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■ホープフルSで活躍してきた牝系

ディープインパクト産駒以外でピックアップしたいのは、エピファネイア産駒のサトノヘリオス。重賞ウイナーを多数輩出しているアイドリームドアドリームの牝系出身で、皐月賞馬エアシャカール、AJCC勝ちや有馬記念3着2回のエアシェイディ、クイーンS勝ちのあるエアデジャヴーなど、中山実績のある近親が多い。

GI昇格前ではあるものの、ホープフルSではエアシャカール、エアシェイディ、エアアンセムと、アイドリームドアドリームの一族が3勝を挙げており、タフな中京と阪神で2戦連続レコードVのサトノヘリオスも、この牝系の長所を受け継いでいる印象は強い。

エピファネイア産駒の2歳牡馬は、芝2000mの昇級戦で【3-1-1-4】(勝率33.3%、複勝率55.6%/単回収値223)と、相手強化を苦にしないデータも心強い。

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文・SPREAD編集部


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