【MLB】鈴木誠也、メジャーか日本か「決断のデッドラインは1月下旬」と米メディア指摘

侍ジャパンでも主軸として活躍した広島・鈴木誠也(C)Getty Images

MLBと選手会は新労使協定を巡る交渉で合意できず、球団側は昨年12月からロックアウトを実施している。この間、一切の交渉や契約はストップ。広島からポスティングシステムを使い、メジャー入りを目指す鈴木誠也外野手も例外ではなく、獲得に意欲を見せる球団の名前は挙がるものの具体的な進展はない。

混沌とした状態が続く中、移籍情報を扱う米メディア「MLB Trade Rumors」は10日(日本時間11日)、鈴木について「ロックアウトが長引けば日本に戻る選択をしてもショックではない」と伝えた。

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■SFジャイアンツ入りは理にかなう

「MLB Trade Rumors」は冒頭、右打者をラインアップに加えたいサンフランシスコ・ジャイアンツが、鈴木への関心を持ち続けていると指摘。チームと鈴木はロックアウト突入前、オンラインでの面談も終えているとつづった。

記事は、鈴木の契約を5年5500万ドル(約63億4000万円)と予想し、コストパフォーマンスを評価。27歳という年齢にも触れ「今後しばらく全盛期が続くため、早ければ来季にもワールドシリーズ制覇を目指すジャイアンツに貢献できる」とコメントした。そのほか、一塁手、三塁手、遊撃手としてのプレー経験もあるため、外野以外での起用についても言及し、マルチな才能を称賛した。これらを考え合わせ、「ジャイアンツがスズキを獲得するのは十分理にかなっている」と結論付けた。

■NPBを選択しても不思議じゃない

一方で、出口の見えないロックアウトによる影響も指摘。米紙「ニューヨーク・タイムズ」のブラッド・レフトン記者の「日本の球団は2月1日から春季キャンプを開始するため、スズキにとってはここがある種のデッドラインとなる可能性がある。日本人選手がケガ以外でキャンプに参加しないことは極めて稀なので、スズキは1月下旬までにNPBかMLBかを決めなければならないかもしれない」という言葉を紹介。「新労使協定の行く末が不透明である以上、もしロックアウトが長引けば、スズキが日本プロ野球に復帰することを選択したとしても、まったくショックではない」とした。

ここに来て複数の米メディアが、正常化へ向けてMLBと選手会が近日中に交渉の席に着くと報じている。ただ、早々にロックアウトが解除されたとしても、そこから現在宙ぶらりんとなっている選手の移籍先決定や新労使協定の締結へ向けては、なお時間を要することは明らか。鈴木に与えられた30日間のポスティング期間中、ロックアウト前にすでに10日を消費。ロックアウト解除後、残された20日で納得のいく契約を勝ち取ることができるのか。「MLB Trade Rumors」は「時間の余裕は残されていない」としたが、果たして……。ロックアウト解除のタイミングと日米のキャンプ日程をにらみながらの意思決定となりそうだ。

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文・SPREAD編集部


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