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【セガサミーカップ2022】比嘉一貴、狙うは大会史上初の連覇 賞金ランク1位の本領発揮なるか

【セガサミーカップ2022】比嘉一貴、狙うは大会史上初の連覇 賞金ランク1位の本領発揮なるか
BMWインターナショナルオープンでの比嘉一貴(C)Getty Images

ゴルフの国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」が、8月18日から北海道千歳市のザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7178ヤード、パー72)で開催される。第17回大会となる今年は3年ぶりの有観客開催となり、138選手の出場が予定されている。

SPREAD編集部では、セガサミーカップでの有力選手をピックアップ。これまでの戦績や今季のスタッツなども交えて紹介していく。今回は今季賞金ランク1位の勢いに乗って大会連覇を狙う比嘉一貴だ。

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■大会史上初の連覇なるか

セガサミーカップは2005年にスタートしたが、これまで連覇を成し遂げた選手は皆無。しかし、初の偉業達成への期待が高まっているのが沖縄出身の27歳、比嘉だ。

身長158センチと小柄ながら、正確なショット力には定評があり、2017年のプロ転向以来ツアー通算4勝をマーク。昨年のセガサミーカップでは、2打差の2位で迎えた最終日を6バーディ2ボギーの「68」でまとめて逆転優勝。通算20アンダーはトーナメントレコードタイ記録でもあった。

今季は4月の「関西オープンゴルフ選手権競技」と、6月の「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で優勝し、「BMWインターナショナル・オープン」と「全英オープン」の出場権も獲得。合計3戦の“欧州遠征”も経験した。現在賞金ランキングでも堂々1位にランクインしており、前回大会覇者として最高のかたちで北海道に戻ってくる。

JGTO公式サイトによると本人も連覇へ意欲を見せており、「過去に大会で2連覇した選手がいないということで、大会の歴史に名前を残せるように、優勝目指して頑張っていきます」と決意を新たにしている。

■武器は再現性の高いショット力

比嘉の強みは、4日間を通じて大崩れすることなくスコアをまとめられる安定感。決して“飛ばし屋”でこそないが、今季のツアー公式記録を見ると平均ストロークやパーキープ率、パーオン率といったスタッツで上位に名を連ねている。

比嘉一貴の2022年ツアー公式記録

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ザ・ノースカントリーゴルフクラブは巧みに配置された池やバンカーが狙いを狭め、さらに風などの影響も受けやすいコースなだけに、比嘉の再現性の高いショット力は大きなアドバンテージとなりそうだ。

着実なステップアップを経て国内ツアーだけではなく、海外参戦も現実的な選択肢となりつつある比嘉にとって、今年のセガサミーカップはその実力を思う存分発揮し、歴史に名を刻む恰好の大舞台となるはずだ。

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文●SPREAD編集部