男子プロテニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手が11月27日にインスタグラムを更新。
「#GivingThuesday」とハッシュタグを付け、自身が設立・運営する慈善団体「ノバク・ジョコビッチ基金」への寄付を募っている。
ジョコビッチ選手は2007年にノバク・ジョコビッチ基金を設立、青少年の生活と教育に関する慈善活動を行っている。
また2012年にはユニクロと共同で子どもたちの教育環境の改善を支援する「Clothes for Smilesプロジェクト」を展開、2015年にはユニセフ国際親善大使にも就任している。
コートの上以外の場所でもトップアスリートとして模範となるような活動を広く展開しているジョコビッチ選手。ファンからは称賛や応援の声が寄せられている。
- You’re a great champion Novak(あなたは偉大なチャンピオンだ、ノバク)
- Great stuff!!(素晴らしい!!)
- respest to you(あなたを尊敬しています)
- Great work guys(良い仕事だ)
- Champ on and off the court !!!(コートの中でも外でもチャンピオンだな!!!)
- Always proud to help such a great cause(あなたの素晴らしい理念をお手伝いできることを誇りに思うわ)
- This warms my heart! @djokernole Thank you!(心が温かくなったよ、ありがとうジョコビッチ!)
「#GivingThuesday」とは?
ジョコビッチ選手の投稿に記されたハッシュタグの「#GivingThuesday(ギビング・チューズデー)」とは、慈善団体などへの寄付を呼び掛ける国際的なムーブメントのことだ。
アメリカでは、11月の第4金曜に「ブラック・フライデー」という大規模なバーゲンセールが、更にその次の月曜日には「サイバー・マンデー」というネットショッピングでのセールが立て続けに行われる。
この期間でアメリカ国民は買いたいものを一気に買い購買欲を満たすことになるが、一方でこのような行き過ぎた商業主義に対する批判的な意見もあった。
そこで2012年より、サイバー・マンデーの翌日の火曜日を、慈善活動を行う「ギビング・チューズデー」としようとするムーブメントが動き出したという。
以降、この活動は大きく広まっていき、現在では著名なアスリートやタレントたちが自身の運営する慈善団体への寄付などを呼び掛けるようになってきている。
「#GivingThuesday」を呼び掛けているアスリートたち
男子プロテニス界では、ATPファイナルズ出場のケビン・アンダーソン選手も愛犬レディ・ケディちゃんにキスする写真を投稿し、自身の動物愛護活動への寄付を呼び掛けている。
他にも、ギビング・チューズデー発祥の地アメリカでは、全米ナンバーワンの人気を誇るアメフトリーグ「NFL」のスター選手たちが呼びかけを行っている。
・「カンザスシティ・チーフス」のパトリック・マホームズ選手
・「ロサンゼルス・チャージャーズ」のダン・フィーニー選手
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2012年に始まったばかりのキビング・チューズデーは、まだブラック・フライデーほどには有名ではないが、アスリートやタレントたちの呼びかけの効果もあり徐々に広まってきている。
ハロウィーンがそうであったように、今後は日本でもギビング・チューズデーが一般的なムーブメントとなるかもしれない。
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