ノバク・ジョコビッチってどんな人?ユーゴスラビア紛争で空爆を経験した過去

これまで数々のタイトルを獲得し、テニス界でレジェンドといえる活躍を見せてきたノバク・ジョコビッチ選手。

テニスの四大大会では、歴代通算3位タイの14度の優勝を果たしている。

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30代になっても未だに第一線で活躍するジョコビッチ選手の人柄や経歴について紹介しよう。

 最高の才能の持ち主

ノバク・ジョコビッチ選手は1987年5月22日に、旧ユーゴスラビアで、現在のセルビアの首都・ベオグラードで生まれる。

ベオグラードで育ったジョコビッチ選手は、4歳の時にテニスを始める。エレナ・ゲンチッチコーチは、若い頃のジョコビッチ選手の才能に気づくいたという。

「これはモニカ・セレシュ*以来、私が見てきた中で最高の才能の持ち主だ」と語ったそうだ。

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*旧ユーゴスラビア出身の元女子プロテニス選手。4大大会通算9勝という輝かしい成績を収め、国際テニス殿堂入りを果たした。

ゲンチッチコーチはその後6年間、ジョコビッチ選手にテニスを指導した。

空爆を経験

しかし、12歳の時、ジョコビッチ選手のキャリア構築に大きな壁がそびえ立った。

ユーゴスラビア紛争が勃発し、ベオグラードが爆撃にあったのだ。その期間、78日間。彼は爆音を聞きながら、暗い地下室で過ごすことを余儀なくされた。

 

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12歳の子供にとっては恐ろしい出来事だが、戦争も彼からテニスを奪うことはできなかった。

ドイツで更なる飛躍

ゲンチッチコーチの勧めから、競争の激しいドイツのテニスアカデミーへ行くことを決断し、クロアチアの元テニス選手ニコラ・ピリッチの元でトレーニングを始める。

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1999年9月にドイツのオーバーシュライスハイムにあるピリッチテニスアカデミーへ移り、4年間過ごした。

2001年には14歳以下のヨーロッパチャンピオンシップに出場し、シングルスとダブルスのタイトルを獲得。ジュニアの国別対抗戦・ジュニアデビスカップにも出場した。

大躍進の2007年

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2007年、ジョコビッチ選手が大躍進を遂げる。マイアミ・マスターズという大規模な大会でマスターズ初優勝を飾り、世界ランクトップ10入りを果たした。

また、全仏オープンと全英オープン(ウィンブルドン)で準決勝進出、全米オープンでは準優勝に輝くなど飛躍の年となった。

さらに同年、ロジャーズカップにて、当時世界ランクトップ3の選手に次々と勝利アンディ・ロディック選手(3位)、ラファエル・ナダル選手(2位)、ロジャー・フェデラー選手(1位)をそれぞれ準々決勝、準決勝、決勝で破り、優勝した。

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この躍進により、ジョコビッチ選手は世界ランキング3位まで上昇。

2011年には43勝という驚異的な記録を収めたほか、全豪オープン、ウインブルドン、そして全米オープンで世界王者に輝いた。

弟もプロテニスの道へ

ジョコビッチ選手の父・スルジャンさんは元プロスキー選手兼インストラクター。妻のディヤナさんと共に、セルビアの山間部でレストラン経営とスポーツ用品のビジネスを行っている。

弟のマルコさんとジョルジェさんもまた、プロテニスの道を歩んだ。

ジョルジェさんは彼らの幼少期を振り返り、「僕たちはカーペットの真ん中に障害物をおき、卓球をして遊んでたんだ。家の中を散らかして母には怒られたけど、父は“彼らに止めさせるな、これが彼らが本当にやりたいことなんだ”と言ったんだ」と語る。

ジョルジェさんはけがでやむを得ずテニスを辞めたが、代わりにビジネスを学んでいる。次男のマルコさんも元プロテニス選手だったが、今はテニスコーチとして子供たちにテニスを教えている。

現役時代のジョルジェさん(c)Getty Images

現役時代のマルコさん(c)Getty Images

二児のパパ

ジョコビッチ選手は妻のエレナ・リスティッチさんに高校生の時に出会い、2013年に婚約した。

 

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彼らは翌年の2014年、モンテネグロの教会で結婚式を挙げ、今では二人の子供に恵まれている。

 

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3つの言語を操る

ジョコビッチは身長188㎝で、セルビア語とドイツ語と英語の3か国語を話せる。

ユーモアのある性格で、よく、オフコートでダンスや他のテニスプレイヤーのモノマネをするらしい。また、瞑想の力を信じており、一日に一時間瞑想をする時間をとるそうだ。

 

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グルテンフリーの食事を推進

ジョコビッチ選手は、2010年ごろからグルテンフリー(小麦等の穀物るグルテンを取らない食事のこと)をはじめた。彼自身がグルテンアレルギーだったこともあり、この効果は絶大。体調も大幅に改善されたという。

また、2015年には「ジョコビッチの生まれ変わる食事」という本を出版。この本をきっかけに、世間でもグルテンフリーが話題となった。

チャリティ活動にも熱心

ジョコビッチ選手は自分の財団をもっており、セルビアの子供たちが健康的に教育を受けるための活動を行っている。

さらに、日本で東日本大震災が発生したときも、サッカーチャリティーイベントを開き、義援金を募った。

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ジョコビッチ選手は23日の準々決勝で錦織圭選手と対戦する。是非彼のパーソナリティにも注目して試合を楽しんでいただきたい。

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