12月2日、明治神宮外苑の室内球技場にて「ウブロ×田中将大チャリティーイベント~Pray for HOKKAIDO~」が開催された。
当日はウブロアンバサダーであり、ニューヨーク・ヤンキースに所属する田中将大投手と、パラアスリートの成田緑夢選手が登場。約20名の子どもたちと汗を流した。
子どもたちが高額の的を次々と射貫く展開に
2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震に向けたチャリティーイベントであり、終盤には北海道への寄付金を決定させるターゲットチャレンジが開催された。
それぞれの挑戦者が射抜いた金額が寄付金に加算されていくというもので、子どもたち10人と、成田選手、田中投手が挑戦。
序盤から、高金額が設定された小さな的を子どもたちが次々と射抜いてしまうまさかの展開に。寄付金総額は180万円となったが、子どもたち最初の3人だけで、110万円を射抜くという運びとなった。
マー君も挑戦
「僕、こういう的当て苦手なんですよね」と明かした田中投手は、最後に投球。寄付金の的が4枚残る中、田中投手の持ち玉は5球。
「今日、結構な速さで投げてるよ」という言葉の通りすさまじい威力の投球で3枚を抜いたものの、ラストの的は投げ破ることができず、リベンジを要請。それでも破ることはできなかった。
田中投手は投げ終わったあと、「3枚抜けたのも驚きです。みんなが小さいところを抜いてくれてプレッシャーが軽減されました、ありがとう」と振り返った。
北海道へ「なにかしたい」
田中投手も成田選手も、北海道へ「なにかしたい」という思いがあり今回のチャリティーイベントに参加したという。
田中選手は北海道の駒大苫小牧高出身。妻でタレントの里田まいさんも北海道出身で、地震直後から夫婦で「なにかいい形で(サポートが)できたら」と話し合っていた。
「とはいえ、なんでもいいからやるというのは逆に迷惑になるかもしれなかったので、しっかりと見極めてからなにかやろうと思っていた」(田中投手)
成田選手にとっても、北海道は自身の競技の合宿などで「半年とか一年、住み込みでトレーニングしたこと」もある思い入れのある場所だった。
キャッチボールもほとんど経験がないという成田選手だったが、持ち前の運動神経で終盤は見事な投球を見せ、イベントを「純粋に楽しかった」と満面の笑みで振り返った。
「シンプルに世界で活躍するピッチングを生で見れて面白かったですし、子どもたちに夢とか感動を与えられ、それが北海道の復興支援につながるなんて完璧ですね、いいことしかない」(成田選手)