■ブレイキンで大盛りあがりの会場、しかし勝敗は…
【6th MATCH】KOSE8ROCKS[2-4]LIFULL ALT-RHYTHM
ラストのシックスマッチ。毎回コンセプトをしっかり打ち出してくるライフル・アルトリズムは今回は「クルクル」と呼ぶゴールドの衣装でキラキラとヘッドスピンで回り続ける“仕掛け”を象徴的に使い、その煌めきを中心に独特の世界を繰り広げ、観る者の心を奪った。
一方、ブレイクダンスの世界チャンプのShigekixをSP(ゲスト)ダンサーに迎えて挑んだコーセー・エイトロックスはブレイキンのど真ん中のナンバーを披露。やはりブレイキンは会場を盛り上げるという意味では出色で、今回もナンバーのラストで観客席から沸騰したような声援があがり大いに会場を沸かせることとなった。が、結果は4対2でアルトリズムが勝利した。

KOSE8ROCKSは世界チャンピオンのShigekixをSPダンサーに迎えた©D.LEAGUE22-23
12チームが6つのマッチを闘うルールに変わり、各対戦での闘い方が変わった点として、以前より、よりテーマ性を持たせたナンバーが目立つようになってきた。
ダンスは総合芸術であるため、スポーツのように、上手いだけでは勝てないということが浮き彫りになってきたようだ。ダンスのスキル、腕前だけではなく、作品のクリエイションや小道具の上手い使い方、アクティング等々の総合力と統合力で、より印象に残る作品に軍配が上がっている。
これは進化と呼んでよいのだろうか。正直、若干の疑問を感じないでもない自分が居るが、22-23シーズンも次回12月14日のラウンド4から来年4月5日のラウンド12を経て、4月23日のチャンピオンシップへと続いてゆく。現在の変化がしっかりとした進化となり、2024年のパリオリンピックの結果にも結びついてくれることを祈りながら、次のラウンド4での展開を楽しみに待ち受けたい。
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著者プロフィール
Naomi Ogawa Ross●クリエイティブ・ディレクター、ライター
『CREA Traveller』『週刊文春』のファッション&ライフスタイル・ディレクター、『文學界』の文藝編集者など、長年多岐に亘る雑誌メディア業に従事。宮古島ハイビスカス産業や再生可能エネルギー業界のクリエイティブ・ディレクターとしても活躍中。齢3歳で、松竹で歌舞伎プロデューサーをしていた亡父の導きのもと尾上流家元に日舞を習い始めた時からサルサに嵌る現在まで、心の本業はダンサー。











