【WBC】栗山ジャパン史上最強打線は大爆発の予感  過去4大会と徹底比較<後編>

 

【WBC】栗山ジャパン史上最強打線は大爆発の予感  過去4大会と徹底比較<後編>
「侍ジャパン」入りしたセントルイス・カージナルスのラーズ・ヌートバー(C)Getty Images

■ほぼ“ぶっつけ本番”の打線が機能するかどうか

そして迎える今回の第5回WBC。招集メンバーを見る限り、「スモール・ベースボール」は過去のもの。「周東の足」という飛び道具はあるが、あくまで“ここぞの場面”のみでの使用で、小技よりも力勝負を挑むことになりそうだ。

ここでの予想オーダーは以下の通りだ。

1番中堅・ラーズ・ヌートバー
2番DH・大谷翔平
3番右翼・鈴木誠也
4番三塁・村上宗隆
5番左翼・吉田正尚
6番一塁・山川穂高
7番二塁・牧秀悟
8番捕手・甲斐拓也
9番遊撃・源田壮亮

上記布陣でいくと、山田や岡本、近藤がベンチスタートとなる。調子の良し悪しによって打順は大きく変わることになるだろう。

その中での注目は、やはり日系2世の25歳、ヌートバーだ。MLBで昨季108試合に出場して14本塁打を放ったパンチ力が魅力だが、打率は.228と高くはなく、まだメジャーでは2年プレーしたのみ。「経験豊富」や「百戦錬磨」という選手ではない。それは他の野手陣も同じで、最年長が32歳の中村悠平で、大谷を含めた野手陣の平均年齢は27.8歳と過去のWBC代表チーム史上最も若い。その若さを活かして勢いに乗ることができればいいが、窮地に立たされた時にどうなるか。そうならないためにも、まずはヌートバーが期待通りの働きを見せる必要がある。

WRCに出場する村上宗隆 (C) Getty Images

さらに心配なのは、栗山ジャパンとして試合をした経験が昨年11月の強化試合のみという点。首脳陣と選手との間に信頼関係はまだ出来上がっておらず、大会各幕前にキャンプ、練習試合が予定されているとはいえ、本大会のような緊張感を味わうことはできない。ほぼ“ぶっつけ本番”であることは否めない。それは他国も同じだが、より緻密な野球、守備での連携も強みとすべき日本にとっては不利に働くことが予想される。

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ただ、選手の能力は過去最高と言っていい。前回の小久保ジャパンは、2次ラウンドまでは“意気揚々”だったが、最後は力負けした。最初から真っ向勝負を宣言している今回は、日本野球の成長と進化を見せられる絶好の機会になる。目指すは「頂点」のみ。投手陣同様、大会を勝ち進みながら「ベストな形」を作り上げてもらいたい。

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提供●Baseball Times

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