【プレミアリーグ】三笘薫、知将の下で見せる本格開花 新たな次元へ求められる25歳アタッカーの課題

 

【プレミアリーグ】三笘薫、知将の下で見せる本格開花 新たな次元へ求められる25歳アタッカーの課題
ブライトンの日本代表MF三笘薫(C) Getty Images

■イタリアの知将の手腕を追い風に

ゲーム体力やペース配分を養ううえでも、現在の三笘には追い風が吹いている。

昨年9月、シーズン途中からブライトンの監督に抜擢されたイタリア人指揮官、ロベルト・デ・ゼルビだ。「イタリアのグアルディオラ」と称される彼の前任地は、ウクライナの強豪シャフタール・ドネツク。ロシア軍の侵攻によって退任を余儀なくされたものの、彼はそこで三笘と似たプレースタイルのウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクを見出した。デ・ゼルビが見出したアタッカーは、今冬の移籍市場で総額1億ユーロ(約139億円)もの移籍金でチェルシーに引き抜かれた。

また、デ・ゼルビが率いた2019-2020シーズンのサッスオーロでは、ドメニコ・ベラルディが14ゴール、ジェレミ・ボガが11ゴール、フランチェスコ・カプートが21ゴールを記録。イタリアの中堅クラブながら3人の二桁得点者を輩出した。

35年ぶりの国内トップリーグ昇格から6年目のシーズンを戦うブライトンも同様だ。魅力的な攻撃サッカーを構築しながら、類まれなタレントを最大限に活かす術を熟知するデ・ゼルビとの邂逅で、三笘は一躍プレミアの主役へと躍り出た。

リバプール戦や直後のプレミア第22節のボーンマス戦での決勝点は、いずれも試合終了間際に挙げている。これまで終盤までピッチに立てなかった彼の新たなポテンシャルが開花して来たように見える。三笘の目には、ムドリクらがステップアップしていった「新しい景色」が見えているはずだ。

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文●新垣博之(しんがき・ひろゆき)

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