アジアカップ大会期間中にサッカー日本代表が見せた謎ポーズ。
最初は1月24日のベトナム戦でPKを決めた堂安律選手が見せ、まったく流行らないポーズとして槙野智章選手がインスタグラムで真似をした。
両手の人差し指と中指を立て、チョキの形にした状態で胸の前でクロスさせるポーズだが、実はこれとよく似たポーズを見せる海外選手がいる。
FCバルセロナの元スペイン代表DFジェラール・ピケ選手だ。
ピケ選手がこのポーズをゴールパフォーマンスに取り入れ始めたのは2011年から。
きっかけはコロンビア出身の歌手シャキーラさんとの交際が始まったことだった。
W杯が引き合わせたピケとシャキーラ
ピケ選手とシャキーラさんの馴れ初めは、2010年のFIFA南アフリカ・ワールドカップ(W杯)まで遡る。
当時すでに世界的な歌手だったシャキーラさんは、大会のテーマソング『Waka Waka』の歌唱を担当したが、このビデオクリップにピケ選手が参加したことで2人は出会った。
連絡先を交換したピケ選手とシャキーラさんは連絡を取り合う仲になったが、本格的な交際に発展するきっかけはW杯での劇的な再会だった。
大会前に「W杯の閉会式で歌うことになった」と連絡をもらったピケ選手は「だったら君と再び会うためには、決勝まで勝ち進まないといけないね」と返答。
その言葉通りスペイン代表は決勝に勝ち上がり、オランダを延長戦の末に下して同国史上初のW杯制覇を成し遂げている。
これ以降、2人の仲は急ピッチで進展したとピケ選手は明かしている。
ポーズの由来は夫婦の誕生日
シャキーラさんとの交際開始と同時期に始めたポーズには、2人の間の”とある縁”が関係している。
実はピケ選手とシャキーラさんは共に2月2日生まれ。年齢はシャキーラさんのほうが10歳上だが、誕生日は365分の1の確率で一緒なのだ。
両手の二本指を立てるポーズは夫婦の共通点に由来している。
ポーズの改変から破局説が流れたことも
ピケ選手とシャキーラさんは、付き合い始めた当初から交際を隠さずオープンにしてきた。
メディアのインタビューに対しては「一目惚れだった」と惚気るなど、夫婦仲の良さをうかがわせる。
しかし、2017年にはゴール後のパフォーマンスに端を発する不仲説が流れたこともある。
2017年9月に行われたエスパニョール戦でゴールを決めたあと、いつものように胸の前で腕をクロスさせたピケ選手だが、立てた指の数は4本ではなく3本だった。
このポーズが夫婦の絆に由来することを知っているスペインメディアは、ピケ選手とシャキーラさんの破局説を報じた。
しかし、騒動が過熱するなかでピケ選手はインスタグラムのストーリーにシャキーラさんと子供たちの写真を載せ、騒がれているような事実はないことを示した。
その後のインスタグラムを見ても家族4人の仲睦まじい様子がたびたび投稿されており、破局説を一笑に付しているかのよう。
ダービー相手のエスパニョールには並々ならぬ闘志を見せるピケ選手。これ以外にも舌禍事件を起こしたことがあり、その闘争心が誤解を招いてしまったのかもしれない。
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