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【MLB】新人王最有力・千賀滉大を脅かす開幕絶好調のナ・リーグ・ルーキーたち

 

【MLB】新人王最有力・千賀滉大を脅かす開幕絶好調のナ・リーグ・ルーキーたち
ナ・リーグ新人王候補としても注目される千賀滉大 (C) Getty Images

MLBが開幕しはや3週間、今季も各球団のルーキーが目覚ましい活躍を見せている。

いずれはオールスターの常連にもなり得る、スーパースターの卵たち。ここでは、特に激戦区と名高いナ・リーグの新人王候補から、開幕好スタートを切った3選手をピックアップしてみたい。

◆【実際の映像】ナ・リーグ新人王候補、俊足強打の外野手コービン・キャロル

世界一の俊足や、常勝チームのリードオフ候補など粒ぞろい

コービン・キャロル(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)

MLBナンバーワンの脚力を誇る、左投げ左打ちの外野手。打撃能力も高く、今季開幕前の「MLBパイプライン」によるプロスペクト・ランキングTOP100で、ボルチモア・オリオールズガナー・ヘンダーソンに次ぐ全体2位にランクイン。前評判通りのプレーで早くも打線の中核を担い、19日(日本時間20日)現在、打率.292/本塁打4/打点8/OPS.887/盗塁7(失敗0)と躍動。走攻守三拍子そろった逸材だ。

ジェームズ・アウトマン(ロサンゼルス・ドジャース)

MLB上位10%に入る走力と、長打力が魅力の外野手。ここまで打率.281/本塁打3/打点10/OPS.958。ムーキー・ベッツの休養日にリードオフを任されるなど、強力ドジャース打線においても存在感を発揮している。空振り率は高いが、ボールの見極めはよく四球が選べるため、出塁率も高い。

千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)

海を渡った”お化けフォーク”がMLBを席巻。3先発で2勝0敗、全21奪三振のうち16個を占めるフォークボールの被打率は、わずか.050。MLB公式でも「スプリッター」ではなく「フォークボール」と表記されており、その認知度が日々増している。プロ野球での実績があるため一括りにはできないが、新人王の有力候補と見る向きが高い。

2022年に新労使協定が結ばれ、開幕ロースター入りしたトッププロスペクトが新人王投票で3位以内に入ると、所属チームにドラフト指名権が付与されることになった。FA取得を遅らせるため、球団が意図的に若手選手をマイナーに幽閉する悪習も減っており、新人王争い激化の要因にもなっている。次代のMLBを背負うルーキーたちの活躍に今後も注目だ。

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文●SPREAD編集部